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ある日
僕はいらだってた
だからだろう、ひどいことを言った
いらいらが理由にならないくらいに ひどいことを、
朝、僕がゲームをしていた時
僕の部屋を掃除していたであろう 黄にぃに、
黄
黄
みたいなことを言われて、まぁ僕も中学生だからさ、思春期でしょ?
親とか家族に部屋見られるのなんか嫌じゃない?
しかも勝手に移動させられるし、
っていうのがあって、
しかもそのせいでギリギリ勝てそうなゲームで負けちゃって、
苛立ったんだよね、
それでひどいこと言っちゃった
『ただちょっと産まれるのが早かっただけで偉そうにしないで、どっか行けよ』
ってさ
言っちゃだめなのはわかってた 言いたくもなかった
だけど止められなかった
それで、黄にぃは涙目になって、 家から出てっちゃった
そこですぐに追いかけてたら こんなことにならなかったかも しれない
でも、変なプライドがあって追いかけれなかった
ごめんね、どっか行ってほしくないって、本当は大好きなんだって
言えなかったな
これはその報いだ
黄にぃが誰にも言わずどこかに行くことはほぼないから、
すぐに紫にぃが来て、
紫
って聞いてきた
隠そうっていう気持ちもわかなくて
全部喋ったら
パンッ
紫
って泣きそうになってる紫にぃに 頬を殴られた
紫
何も言えない
だって正論だもん
自分でも間違ったのはわかってて 謝りたいとも思ってる
でも僕が弱いから何もできないの
そこで開き直って、
青
思ってもないことを言った
そしたら、紫にぃは失望した顔をして、部屋を去っていった
そんなやつだったんだって、 心の底から軽蔑する目で見られた
そこからかな、
家で誰とも喋れなくなった
紫にぃと桃にぃは無視するし、 橙にぃと赤は、どこか怯えて 顔を逸らしてくる。
僕の部屋は、掃除する人がいないから散らかり放題
僕は気づいてなかった
家事も、黄にぃがたくさんしてたんだって、僕が見れてないだけだったんだって
押しつけられてる訳じゃなくて、これでも少なかったんだって
僕は黄にぃに甘えすぎてたんだって
今更だよね、黄にぃがどれだけ頑張ってたか、僕らのためにしてくれてたかわかった
僕の言葉がどれだけ傷つけたかも
ばかだなぁ
自分が嫌になる
もともと好きでもなかったけどさ
あれ?
好きじゃなかったっけ
昔は、
どうだった?