琴モ
それで、話って?

ササ
世代の話なんだ。

琴モ
なんで今それを?

ササ
俺達は始円の世代を消すのが目的だろ?

琴モ
そうね

ササ
でも、彼らは未来予知が出来るのに多種世代に分ける意味があったのかね

琴モ
ほんとにね。

琴モ
でも、貴方が聞きたいであろう場所の

琴モ
私達の世代は

琴モ
エネルギー。命。有権。ありとあらゆる物を持ってるの

琴モ
要するに彼等の残した言葉の「人間」に当たる部分ね

琴モ
けど、この世代も今は第5世代が普通なの

琴モ
何故か分かる?

ササ
世代交代が始円の世代に強制的にされてたからじゃ?

琴モ
そうなの。始円の世代が強制的に世代継続を停止してた

琴モ
要は、過去に生きていた人間とやらを再建する為よ。

ササ
じゃあ俺達はモルモット?

琴モ
そうね。

ササ
ふざけんじゃねぇよ。クソ野郎共!

琴モ
まぁ、落ち着きなさいよ。

琴モ
でも、今生きている数百人程の第零~第3世代が始円の世代を消す事によって世代交代もしなくて良くなる

ササ
でもそうすると有権者じゃなくなるだろ。

ササ
我々が始円の世代になるのと同じなら

琴モ
それが、元人間の世代の血を受け継いでる私達には有権者であり続けれるの。

琴モ
いくら世代でも神には敵わない。

琴モ
血が継がれた以上そして、有権者の世代である以上、我々が人間になっても有権者である。と…ね

ササ
自由となり人間の世代を取り戻すには彼らを倒すしか方法は無いならやるしかない。

琴モ
そうね。

ササ
1つ良いか?

琴モ
何?

ササ
第聖ノ始円の世代、彼等はなんなんだ

琴モ
それは…

ササ
言えない事なのか?

琴モ
いえ、言えるわ

琴モ
けど、貴方が傷付く事になるわよ

ササ
それでも覚悟の上で聞くよ。

琴モ
分かったわ。

琴モ
第聖ノ始円の世代は人間よりもっと前の世代、

琴モ
そう、生物の頂点の世代

琴モ
簡単に言えば。物語の始まりね

琴モ
彼等があらゆる生命、生物を生み出して今に至るけど、彼等は自分達のことを神と勘違いしてるの

琴モ
だから、世代同士の戦争が起こり対立が出来、国が生まれた。

琴モ
そこに人間を生み出す事によって感情や、思考、操る者が出来た

琴モ
そうやって自分達の血を流さず話を解決して行った。

琴モ
そうして、今でも神と思っている彼等は私達を絶滅した人間世代に戻そうとしている様な奴らなのよ。

琴モ
彼等は私達の始まりなだけで神では無い存在。

ササ
…

ササ
あいつらが俺達の始まり?

琴モ
えぇ

琴モ
残酷だけど、それが事実なの

琴モ
だから、私達の生き残り世代で彼等を消すしかないの。

ササ
消せるのか?

ササ
彼等を消すという事は、僕らを消してる様な物だぞ?

琴モ
そう、だから私の力の吸収をら使うのよ

琴モ
そして貴方達の膨大なポイントをね

琴モ
彼等を私達に入れ込めばもうそれで問題は収まるのよ。

ササ
分かった。

ササ
世代を消そう。

琴モ
えぇ、これからよササ

琴モ
ここまで来るのに、多くの犠牲を出したけれど。無駄にしては駄目なのよ。

ササ
あぁ、分かってる

ササ
琴、君も僕らの上に立っている事を忘れず道なき道を指し示して導いてくれ。

琴モ
分かったわ。

ササ
それじゃ、そろそろ準備を済ませて行こう。

琴モ
えぇ、ラスト準備ね。

皆さんに今後の展開を読み解いて貰う、
と言うのがこの作品の最終回となります。
お手数お掛け致しますが。
これからも、ごゆっくりとお楽しみ下さい
今回は見て頂き誠にありがとうございました
全作お楽しみ下されば幸いです。
また、お会いしましょう。
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