初恋の行方

私の名は〇〇 で、こいつの名はことは

私達は幼馴染で、幼稚園からずっと一緒

そう。前までは、恋人なんかどうでもいいって思ってたが、最近、恋がしたいなと思うようになった

私はずっとモヤモヤしたままだが、素敵な出会いがある事を祈って、家路についた

教室に入った途端、クラスのみんなにニヤニヤ見られる

ことはが勢いよく椅子から立つと、私の元へ走ってきた

私が屋上の扉を開けると、そこには、気持ちよさそうに風を浴びているかえでくんの姿があった

告白されたのなんて人生で初めてで、

彼氏欲しいと思っていた私にとっては絶好のチャンスだったけど、

逃げるようにして屋上から出ていくかなでくんの目は、少し潤んでいたように見えた

なぜOKをしなかったのか、不思議で、

何か引っかかっている感じがした

放課後

1時限目が終わった後報告してからずっとこれだ

ことはが何か言いかけた時、後ろから誰かに抱きつかれた

すぐにその腕から逃げ、顔を見ると、見知った人が立っていた

この人はさとみくん さとみくんも幼馴染で、小学校からの仲だ