コメント
2件
すんごく好きです…!!! なんか周りの環境がその子達をおかしくさせてくのが特に好きです😭なくんかっこよいですね! 応援してます…!
satomi
satomi
satomi
校舎裏、いかにも不良って感じの
先輩方に囲まれて
毎日、毎日
殴られて
傷が出来て
血が流れて
身体に刻まれる
その繰り返し。
でもこれでいいんだ…
君が傷つかないなら、それでいい。
nanamori
satomi
nanamori
nanamori
satomi
我ながら下手な作り笑顔。
泣きそうな声で詰め寄られると
さすがにちょっと胸が痛くなる。
まぁ、それでも話す気なんてさらさらないけど
nanamori
nanamori
nanamori
satomi
satomi
satomi
nanamori
なんで君が泣くんだろう
痛い思いしてるのは俺だけなのに
なんで笑ってくれないんだろう
悲しむ顔が見たくて、こんなことやってるわけじゃないのに
satomi
satomi
nanamori
satomi
satomi
nanamori
涙目で無理やり笑ってみせる君が可愛くて
俺はぎゅっと君を抱きしめ、耳に口付けした。
satomi
satomi
nanamori
nanamori
全部は君の為なんだよ
だからさ、俺の事なんかで泣かないで
笑って?
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
さとみくんは絶対嘘をついている。
でも、聞いてもいつもはぐらかされる。
俺は君が辛そうな目に遭うとこなんて見たくない。
どうやったら…
君を守れるのかな?
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
さとみくん
なんで言ってくれなかったの?
こんな理由なら……
いくらでも代わってあげるのに
satomi
愚痴りながら校舎裏に向かう。
そこでは、有り得ない光景があった。
nanamori
satomi
satomi
satomi
satomi
なんでだ…?
俺は…君を守るために…
君の代わりに殴られてたのに…?
なんで…
君と出会って十数年経つけど、
今までずーっと、昔から何も変わらずに
遊んでいたと思うんだ。
幼い心のまま、何の罪の意識も感じず
淡い恋心を抱いて。
君と楽しく笑い合っている記憶しかない。
…なのに
何故か君と僕は今、ボロボロだった。
心も身体も愛情も
酷く歪んで、もう分からない。
それでも、本当に心から愛してるからさ
ね…なーくん
俺は、君のこと大好きだから
君のこと守り続けるよ。
なーくんは俺の代わりになってるだけ、
なら、俺の代わりになる理由がなくなればいい。
その理由は…
俺のことが好きだからでしょ?
なら、嫌いになってもらえばいい。
君を怒らせればいい。
怒らせる方法?そんなの簡単だ
『俺が居なくなればいい』
satomi
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satomi
satomi
satomi
satomi
satomi
satomi
satomi
nanamori
nanamori
satomi
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
satomi
俺はなーくんの涙を拭う。
好きだから、傷ついて欲しくなかった。
ずっと
笑っていて欲しかった。
好きだから
本当に愛しているから
嫌いになって欲しかった。
satomi
satomi
satomi
俺は、ポケットに入れていたカッターを手に取り
自分の首元に突き立てた。
視界がぐらぐら揺れている
君の声がこもって聞こえる
痛みも感じない
動けない
君が泣いている。
怒って叫んでいる。
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
これで嫌いになってくれたかな?
そんなこと考えてるうちにも、
感じられる感覚がどんどん鈍くなっていく。
もう君の声もほぼ聴こえない
目の前が暗い
…どうせタヒぬなら
最期は笑ってる顔が見たかったな
_____
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
さとみくん。
今の俺を君が見たらなんて思うかな。
たぶん、怒るよね
『最悪』って吐き捨てると思う。
俺のことなんて嫌いになると思う。
でも、全部は君の為なんだよ
さとみくんが自サツして、
俺は怒りのまま俺らを殴ってきたあいつらをコロした。
すごく、ゾクゾクした
人の血を見ると興奮するんだ。
ヒトゴロシが楽しくてしょうがないんだ。
ああ、でも綺麗な血は君だけだったよ。
君がカッターを突き立てて裂いた傷から出る血は
本当に綺麗で、思わず舐めちゃった♡
俺は今、俺みたいに
『タヒんでしまった愛する人を生き返らせる』という
願いを持った人で集まって、
その方法を探してたんだ。
やっと見つけから…待っててね
きっともうすぐ会えるからさ
nanamori
…ねえ、さとみくん
俺はあなたを守れましたか。
桜兎(おと)
桜兎(おと)
桜兎(おと)