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あれから昼になると、僕は毎日屋上に行くようになった
要
奏
今日もいつものように先輩が待っててくれてる
要
要
先輩の話は正直つまらない
それでもあの日のことも、この傷のことも、 一切尋ねてこないから先輩といるのはなんとなく心地いい
奏
要
奏
要
要
奏
奏
要
要
奏
要
奏
要
要
要
奏
奏
要
奏
奏
奏
要
要
要
奏
要
要
要
要
要
奏
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
要
要
ポタッ
奏
ふと我に返る
最近は無意識に切ってしまう
いじめられてるわけでもないし、 虐待されているわけでもない
友達だって、家族だってみんないい人
でも辛い
苦しい
助けて欲しい
何もないけど辛くて苦しい
奏
奏
奏
明日なんて来なければいいのに いくら願っても時間は止まってくれない 夜になると闇はどんどん大きくなり僕を覆っていく
泣き疲れ、奏はいつの間にか眠りについていた