?
こんにちは〜?
Broooock
⁉︎いらっしゃいませ、ようこそ
クソリプ組
夢菓子白尾堂へ!
?
あっはい、お菓子屋さんなんですね!
Broooock
お菓子だけじゃなくて道具とかも売ってて
お客さんの夢とかに合わせて売ったり作ったりしてるよ
?
そうなんですね………じゃあ俺の夢というか願いも叶えれますか?
Broooock
名前だけ聞いてもいいかな?歳とかも言えたらでいいけど言って欲しい
僕たちより幼いのかな?身長は低めで
制服の上にパンダ?のパーカーを着ている
?
えっと歳は高校2年の17歳で
名前は
nakamu
nakamuって言います、ここには部活の帰りで来てみたんです
初めてみるお店だったので
Broooock
まぁ初めてだろうね(苦笑)
普通の人はこれないから…ってそうじゃなくて
Broooock
名前はnakamuでいいんだよね
君の願いはなぁに?
nakamu
俺の願いは今よりもいろんな物の知識が欲しい
知ってる物は多いけど、まだこの世界には知らないものが沢山あるから
Broooock
じゃあこの店の物は知らない物だらけだねw
nakamu
知らないものばっかりで驚いてる
友達にはなんでも知ってるって言われたけどけどここのは初めてみるものばかり
めっちゃびっくりだわw
Broooock
そっかw、じゃあもっと知識が欲しいnakamu君にいいものをあげよう
きりやん、物知りになれる“あれ“持ってきて
きりやん
あーおっけい
ちょっと待って
Broooock
はーい
ねぇnakamuはどこの高校に行ってるの?僕たちも高校生なんだ〜
nakamu
え、高校生なの⁉︎
普通に成人してると思ってた、身長でかいし?
Broooock
それはnakamuが小さいんだと思うよw?僕は普通だもん
nakamu
初対面で失礼なやつーw
白尾学園では俺より小さいやついるしー
Broooock
白尾学園⁉︎それ僕ときりやんが行ってる高校だよ〜!
nakamu
えw歳は?あと名前!
さっきの黄色い人はきりやんって聞いたけど…
Broooock
僕?僕はBroooock、歳はきりやんも僕も高校3年生
店は平日の夕方と土日にやってるんだ〜
nakamu
めっちゃ受験シーズンじゃね?しかも先輩だし、面倒だから敬語つけないけど
いいの?勉強しなくて、なんか勉強出来なさそう
Broooock
僕こう見えても一応勉強できるよ?学年トップ3
きりやんは1位だけどねって……そのきりやんは?
きりやんまだー?
きりやん
ちょっと待って、原型なくて修理してんの
もう少し喋ってて
Broooock
わかったーw原型なくてってw何したんだろw
じゃあまあなんか話してよっかwなんか聞きたいことある?
nakamu
じゃあじゃあ恋バナしようよ
Broooock
えー?僕恋した事ないよー?
こう言う話を振ってくるって事はnakamuはいるんでしょ?
nakamu
俺?……は、いるけど叶わないからさ…
Broooock
さっき願い聞いたじゃんw
なんで言わないのw
nakamu
だって恥ずかしいしw?
Broooock
でどう言う人なの?そのnakamuが恋しちゃってる人
nakamu
言うのw?
Broooock
言うでしょw
nakamu
同じクラスで俺より背の低くてゲームばっかしててさ
全然恋愛とか興味なさそうなやつw
Broooock
振り向かせたい?その人
nakamu
出来るならしたいよ、好きな人だもんw
Broooock
AHAHAwまあそうだよね……じゃあさ取引しようよ僕と
nakamu
取引?なんで?
Broooock
その振り向かせたいって言う願い僕が叶えてあげる
まあ叶えるって言うより手助けかな、僕のお菓子で
nakamu
振り向かせる手助け?お菓子で?
Broooock
そっ!でもその代わりに僕のとこに誰かいい人連れてきてよ
なんかー優しそうな人がいい、話聞いてくれそうな!
nakamu
別に人を連れてくることぐらい容易い御用だけど
いいの?そんなんで
Broooock
いいんだよねそれが、暇だしw話相手欲しいし
nakamuは振り向かせれるかもで僕は話相手ができる
どう?
nakamu
……Win-Winってことだなw?
いいよ、取引成立で
Broooock
おっやった〜じゃあお菓子用意するから好きな席どうぞ〜
nakamu
本当に大丈夫なんだよねw?
Broooock
大丈夫〜信用してよ
僕はそう言ってキッチンのショーケースに向かう
ショーケースにはケーキやゼリー、プリンなどの洋菓子や
葛菓子などの和菓子が並んでいる
Broooock
今のnakamuに必要なのはこれだね
スタスタ
僕はnakamuのいる机へ向かいお菓子ののった皿を置く
Broooock
お待たせしました、「恋ひめりんご」です
nakamu
恋ひめりんご?見た目普通のりんご飴なんだけど
Broooock
nakamu今、自分の恋心を隠してるでしょ
このお菓子の効果は………やっぱ言わないどこっかな
nakamuが自分で気づくまで内緒
僕は人差し指を自分の口元に当ててそう言う
このお菓子の効果は自分と好きな相手に嘘をつけなくなる
だからこのお菓子を食べたnakamuはその好きな子に言っちゃうんだよね
「好き」って
nakamu
えー俺が自分で気づかないといけないの?
そこは効果も言おうよw
Broooock
まあ一個の楽しみとして取っておいてよ
さっ食べて食べて〜!
nakamu
うっま!これめっちゃ美味しいよ!
Broooock
それは良かったw
きりやん
ぶるーく?出来たよー?
Broooock
はーい、じゃあもう一個のやつもできたわけだし
ちょっと試してもらおうかな
nakamu
試す?何を…
Broooock
うん、これでよし
何なのか知りたい時はそれをつけて、それ以外は外してね
nakamu
メガネ?これが何に…うわぁ
Broooock
何が見える?
nakamu
なんか物に向かってたくさん書いてある
Broooock
でしょ?このメガネはかけるとあら不思議
知りたいものが一瞬で何なのかわかっちゃう魔法のメガネなんだ〜
nakamu
こんなの作ってんの⁉︎すごくね?
Broooock
いいでしょいいでしょ?
謎だらけでしょこの店、でもそろそろ閉店の時間なんだ
nakamuも帰らなきゃね
nakamu
でも俺まだここに…
Broooock
家に帰れなくなっちゃうからだめだよ
どうしてもいたいっって言うならこれを渡そう!
そう言って僕が出したのはこの店の鍵
nakamuになら渡してもいいと思った
きりやん
お前それうちの店の鍵じゃんwいいのか渡して
Broooock
予備のやつだし僕たちがいない間は入れないから大丈夫だよ
nakamu、ここにきたい時はこの鍵を持ってどこかの鍵穴にさして?
そうしたらここに来れるから、次は友達も連れてきてよ
nakamu
もちろん!大事な鍵は俺が大事に保管する
じゃあまたくるから、ばいばい
クソリプ組
ありがとうございました、またのご来店をお待ちしております
Broooock
じゃあ僕たちも元の高校生に戻りますかw
きりやん
そうだないい子ちゃんに戻るとするか
僕たちは自分の腰についているエプロンを外し制服になる
僕はシャツにベスト、ヘッドホンを耳につけをきりやんはブレザーをきて
店のドアを開ける
鍵を閉めるとそこにあったはずのドアが消え、店が見えなくなる
Broooock
じゃあきりやん、また明日ね
きりやん
あぁまた明日いつもの場所でな?
Broooock
うん!