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#イラスト
蔵馬🥀(南野哀雷)
3,996
#萩原研二
如縣 遼太
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コメント
9件
ほんとに神‼️大好き❤
深緒ちゃんイケメンすぎるだろ( まさか…指輪を外して深緒ちゃんを助けてくれたのって…!?なんてね 最後のあの言葉なんなんだろ…気になる!!次で分かるでしょう!!多分! ハートが少ない?私が推したげる☆
――四菱グランニュータウン・B棟――
松田深緒
目の前には、瓦礫の山。
つい先ほどまで開いていた出口は、崩れ落ちた天井によって完全に塞がれていた。
深緒は携帯電話のライトをつけ、周囲を照らした。
松田深緒
瓦礫の隙間を覗き込む。 人が通れるほどの空間はない。
突き出した鉄筋に手をかけ、少し動かそうとしてみる。
松田深緒
びくともしなかった。 頭上で、ミシッと音がする。
松田深緒
深緒はすぐに手を離し、後ろへ下がった。
松田深緒
口元を押さえ、小さく咳き込む。
ライトを動かしたところで、少し先に扉が見えた。
【非常階段】
松田深緒
深緒は足早に近づいた。
ガチャッ。
松田深緒
ドアノブは回る。
しかし、押しても引いても開かない。
松田深緒
ライトで照らすと、扉の枠が歪んでいた。 深緒は肩を押し当てる。
ガンッ!
松田深緒
びくともしない。
松田深緒
少し考えてから、一歩下がる。
足を引き、扉を蹴った。
ガンッ!!
松田深緒
鈍い音が響いただけで、扉は開かなかった。
深緒は顔をしかめ、足首を軽く動かす。
松田陣平
松田深緒
思わず笑ってしまう。 深緒はもう一度、扉に向き直った。
軸足を踏み込み、今度は身体ごと押し込むように蹴る。
ガンッ!!
金属が擦れる音とともに扉が勢いよく開いた。
松田深緒
よろめきながら壁に手をつき、足元へ目を落とした。
松田深緒
松田深緒
小さく笑い、階段室へ足を踏み入れた。
――B棟・15階――
松田深緒
深緒は壁に手をつき、息を整えた。
何階分、上り下りしただろう。
階段は途中で崩れ、廊下も瓦礫に塞がれていた。
通れそうな場所を探しては引き返し、別の階へ向かう。 その繰り返しだった。
松田深緒
携帯電話の画面を見る。
【圏外】
松田深緒
ぼやきながら再び歩き出す。
やがて、廊下の先が明るくなっていることに気づいた。
松田深緒
近づいてみると、外壁が大きく崩れ落ちていた。 深緒は慎重に足を進める。
松田深緒
眼下には、遠く離れた地面。 吹き込む風が、乱れた髪を揺らした。
松田深緒
下を覗き込み、すぐに顔を上げる。
松田深緒
さすがに、ここから降りる方法はない。
深緒は壁際まで戻り、携帯電話を取り出した。
松田深緒
電波が立っている。
松田深緒
すぐに連絡先を開いた。
数回の呼び出し音のあと。
江戸川コナン
松田深緒
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
松田深緒
江戸川コナン
江戸川コナン
江戸川コナン
松田深緒
深緒は少し考えた。
松田深緒
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
松田深緒
江戸川コナン
江戸川コナン
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
通話を終える。
松田深緒
深緒はもう一度、廊下の方へ目を向けた。
そのとき。
――ドォンッ!!
松田深緒
遠くで爆発音が響いた。
直後、建物が大きく揺れる。
松田深緒
壁に手をつき、身体を支える。
ガラガラガラッ!!
背後の廊下で、天井が崩れ落ちた。
松田深緒
揺れが収まるのを待ち、慎重に近づく。
松田深緒
瓦礫が通路を塞いでいた。
松田深緒
しばらく眺めていたが、やがて諦めたように息を吐いた。
松田深緒
残っている壁に背を預け、そのままずるずると腰を下ろす。
松田深緒
小さく呟き、ドレスのポケットに手を入れた。
取り出したのは煙草だった。
昨日。研二と陣平の墓に供えるものと一緒に買った、真新しいもの。
松田深緒
箱を開け、一本抜き取る。 唇に咥えてライターを取り出した。
カチッ。
吹き込む風を片手で遮りながら、煙草に火をつける。 ゆっくりと煙を吸い込んだ。
松田深緒
落ち着く匂いがした。
松田深緒
返事なんてない。 深緒は少しだけ笑う。
松田深緒
松田深緒
指先から、細い煙が立ち上る。 深緒は何も言わず、もう一度煙草を口元へ運んだ。
プルルルル……。
松田深緒
携帯電話が鳴った。 画面に表示された名前を見て、深緒は通話ボタンを押す。
松田深緒
佐藤刑事
佐藤刑事
松田深緒
佐藤刑事
松田深緒
佐藤刑事
佐藤刑事
松田深緒
佐藤刑事
佐藤刑事
佐藤刑事
松田深緒
松田深緒
佐藤刑事
松田深緒
佐藤刑事
佐藤刑事
松田深緒
焦りが滲む佐藤刑事の声に、深緒は少し微笑んだ。
松田深緒
電話の向こうが、少し静かになる。
佐藤刑事
佐藤刑事
佐藤刑事
松田深緒
プツッ。
通話が切れ、深緒は携帯電話を下ろした。
自分の ”大丈夫” が頭の中でこだまする。
本当に?
松田深緒
煙草は、もう随分と短くなっていた。 深緒は最後に一口吸うと、携帯灰皿に押しつけた。
火が消えたことを確かめ、蓋を閉じる。
松田深緒
壁に手をつき、立ち上がった。
そのとき。
――プツンッ。
松田深緒
首元に、何かが触れた。 続いて小さな金属音が響く。
カランッ。
松田深緒
ネックレスのチェーンが、足元に落ちた。
リングホルダーが床にぶつかり、そこから銀色の指輪が外れる。
コロコロ……。
松田深緒
指輪が転がっていく。 深緒は慌ててその後を追った。
松田深緒
瓦礫の間を抜け、指輪は少し離れた場所で止まった。 深緒は膝をつき、手を伸ばす。
松田深緒
――ミシッ。
松田深緒
背後から、嫌な音が聞こえた。
次の瞬間。
――ガラガラガラッ!!
松田深緒
振り返ると、目の前で先ほどまで座っていた壁が崩れた。 続いてその足元の床も外側へ崩れ落ちていく。
大量の瓦礫が、15階から落下していった。
松田深緒
深緒は動けなかった。
さっきまで、自分がいた場所。
本当に、ほんの数秒前まで。
松田深緒
もしチェーンが切れていなかったら。 もし指輪を追いかけていなかったら。
松田深緒
呼吸が浅くなる。 驚きで見開かれた目が動かない。
腰が抜け、思わずその場に座り込む。
松田深緒
手が震えた。 深緒は指輪を両手で握りしめ、胸元へ引き寄せた。
松田深緒
ゆっくりと息を吸う。
松田深緒
先程とは違う、自分に言い聞かせるような言葉。 吐き出す息が、わずかに震えた。
もう一度深く息を吸い、そっと目を閉じる。
松田深緒
『深緒ちゃん、だいじょーぶ?』