1秒でも、1分でも長くあなたに触れていたい。 でも、それももう叶わない願いになってしまうのかな?
美月
優人
優人
どうした〜
美月
ねぇ
病気って本当?
病気って本当?
優人
なんで
美月
今日、片付けしてる時に診断書見つけちゃって
優人
今まで黙っててごめん
優人
心配掛けたくなくてさ
優人
後1ヶ月しか持たないって言われた
美月
え、やだよ離れたくないよ
もっと貴方との思い出を作りたかった。 貴方に、消えて欲しくなかった
優人
これから、もっと思い出作ろうね。
優人
約束だよ
美月
泣、、、
優人
泣かないでよ、寂しいじゃんか。泣
美月
約束だよ
優人
うん
それから、 私たちは、白と黒だけの思い出ではなくて、カラフルな思い出を作っると決めた。
それから、 約1ヶ月 彼は、息を引き取った。
美月
優人、優人、泣
優人
。。。。
返事が、返ってくるはずないのに、私はただ名前を呼ぶことしか出来なかった、 机の上に手紙が置いてあった
美月
なんだろ?
美月へ ごめんね、君の前からいなくなってしまうことを言えなくて、 ごめんね。 もっと美月に触れていたかったな、でも、もう無理なんだね 美月の笑顔を見ることも、美月が悲しい時慰めてあげる事も、 ハグすることも出来ないんだね 美月、幸せになってから僕に、逢いに来て、幸せにならないでこっちに来たら、怒るよ。 今までありがとうございます。 そして、美月の旦那さんになれなくてごめんなさい。 幸せになってね! 優人より
美月
私も、私も、
貴方に触れていたかった。
幸せになるよ優人の代わりに
貴方に触れていたかった。
幸せになるよ優人の代わりに
手紙に、青い薔薇が添えられていた、 青い薔薇の花言葉は、、 永遠の幸福
そして、もう私も85歳になりました。 とても今幸せです。 もうすぐ、貴方に 逢いに行きます。
〜fin〜