翌日の朝。
トーストにイチゴジャムを 塗っていると、
スマホが震えて、焦凍くんから そんな連絡がきた。
白福萌甘
白福萌甘
どうやら熱があって 学校に行けないみたい。
昨日はびしょ濡れ状態で 電車に乗るわけにもいかず、
少し服が乾くまで待ってから ようやく電車に乗った。
最寄り駅に着いた時には 雨は止んでいたけど、
だいぶ濡れたし初夏と言っても 体は冷えただろう。
白福萌甘
そう決めて、私は数年振りに 1人で登校した。
学校が終わって、スーパーで 果物ゼリーを買って、
焦凍くんのお家まで来たのは 良いものの。
白福萌甘
久しぶりに見る轟邸の 佇まいに緊張してしまう。
一つ深呼吸をしてから やっとこさインターホンを鳴らした。
轟冬美
白福萌甘
轟冬美
呼び鈴を鳴らしてすぐに 奥から冬美ちゃんが出てくる。
優しい笑顔とエプロン姿は 親しみやすさがある。
轟冬美
白福萌甘
轟冬美
轟冬美
白福萌甘
轟冬美
「ね?」と言われてしまえば 帰る訳にも行かず、
白福萌甘
私は何気に初めて轟邸に 上がることになった。
手を洗うと焦凍くんの部屋まで 案内してもらった。
轟冬美
轟冬美
轟焦凍
少しカサついた声が 襖越しに聞こえる。
会うか聞かれて 即答なのが面白い。
白福萌甘
轟冬美
白福萌甘
冬美ちゃんにお礼を言って 恐る恐る部屋に入った。
敷布団に寝転んで 私を見上げる焦凍くん。
白福萌甘
轟焦凍
焦凍くんはケホッと 苦しそうに咳をすると、
眉を下げて微笑んだ。
轟焦凍
コメント
3件
最後のところ!!! 「 萌甘が来てくれた~ 」のとこめちゃめちゃ好き
轟くんとは幼稚園やたまに公園で遊ぶ程度で、エンデヴァーが厳しかったこともあって、萌甘ちゃんはお家に上がった事はないです☝🏻