敷布団の横に正座して、 焦凍くんと目を合わせる。
白福萌甘
果物ゼリー買ってきたからよかった食べてね
轟焦凍
ありがとう
咳をこぼしながら そう言う焦凍くん。
頬も真っ赤で 目もとろんとしてて、
オマケに息も荒いから、 なんだか…。
白福萌甘
( なんだか…! )
センシティブ。
白福萌甘
( いやいや!不謹慎過ぎでしょ! )
白福萌甘
( 焦凍くんは絶賛お熱で苦しいんだから! )
ぶんぶんと首を横に振って 邪念を払う。
焦凍くんは不思議そうに 私を眺めると、
もそもそと体を転がして こっちに寄ってきた。
白福萌甘
どうしたの?
轟焦凍
手、貸してくれ
白福萌甘
手?うん?
焦凍くんに言われるがまま 右手を出す。
するとその手を 自身の両手で包んで、
頬に擦り寄せた。
白福萌甘
!?
轟焦凍
冷てぇ…気持ちい…
白福萌甘
( いかん…いかんぞ! )
私の手に擦り寄って 心地よさそうに目を細める。
はわわ…と慌てふためく 私を気にもとめず、
焦凍くんは私の手に夢中で。
甘え方は子猫のようだけど、
子猫には無い色気が ダダ漏れている。
白福萌甘
焦凍くんも辛いでしょ?
白福萌甘
わ、私そろそろ帰ろうかな…
轟焦凍
俺は大丈夫だ
轟焦凍
なんか用事があんのか…?
白福萌甘
用事は…ないけど…
轟焦凍
それならもう少しここに
いてほしい
いてほしい
轟焦凍
ダメか、?
悲しそうに眉を下げた 焦凍くんが、
潤んだ上目遣いで 言ってくる。
ずるい…。もしや自分の 顔の良さを分かって…?
白福萌甘
( いや、天然な焦凍くんに限ってそんな事はない )
白福萌甘
( ないと信じたい )
轟焦凍
萌甘
白福萌甘
…分かったよ
白福萌甘
寝るまで傍にいる
轟焦凍
ほんとか?
白福萌甘
ほんとだよ
目を輝かせて気分を 良くしたように笑う焦凍くんに、
ちょっと恨めしくなったのは内緒。






