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ゆず
嗚呼…
空が綺麗だ。
ゆず
…ん、
おきたかい？
ゆず
…太宰…
太宰
やぁゆず、
ゆず
此処は、探偵社？
太宰
そうとも。
ゆず
なんで、
太宰
乱歩さんが推理したのさ。
乱歩さん
…!!!
乱歩さん
太宰
太宰
？はい
乱歩さん
今すぐ着いてこい。
太宰
…はい。
太宰
…あれは、
ゆず
(飛び降り)
太宰
ちょっ、
太宰
という訳さ
ゆず
何故助けたの
ゆず
ぼくは探偵社を裏切った！
ゆず
あんたを裏切ったのに！
太宰
ゆずが大切だからだ
ゆず
…は？
太宰
織田作を失ったときからずっと一緒に居てくれた
太宰
大切な人だからだよ。
ゆず
そんなことで、？
太宰
それと、ゆずは
太宰
小さい頃からずっと、自分自身に
嘘をついているから
太宰
親を〇した時から。
太宰
親なんて要らないという嘘をついてる。
ゆず
…
太宰
ゆず。君の本当の気持ちは？
ゆず
…わかんない、
ゆず
なんで親を〇したのかも。
ゆず
何にもわかんなくて、怖い。
ゆず
"独り孤独"なのが怖いの(泣)
太宰
ｷﾞｭｯ)
太宰
大丈夫。大丈夫だよ。
太宰
君は独り孤独なんかじゃない。
太宰
親を〇したのも。
太宰
異能を制御できず、意識を一時的に乗っ取られたからだ。
ゆず
でも、でも(泣)
太宰
でもじゃない。
太宰
きみはマフィアを抜ける時に
太宰
"人〇しは光の世界には戻れない"と言ったね。
太宰
もどれるさ。
ゆず
ぅぅ、だざいぃ(泣)
太宰
今からでも探偵社に戻るんだ。
太宰
みんなゆずの帰りを待ってる、
ゆず
…でも、ポートマフィアに戻らないと
乱歩さん
大切な人を失う。
乱歩さん
そう思っているんだろ
ゆず
…
乱歩さん
そしてその大切な人は太宰だ。
太宰
…え、
ゆず
…
太宰
そうなのかい？
ゆず
そうだよ、
ゆず
太宰は4年前に一気に2人の友人を無くした。
ゆず
一気に孤独になった大切な人を守るために
ゆず
一緒にポートマフィアを裏切って此処に来た。
ゆず
でも全部、全部バレてたんだ。
太宰
…森さんにか、
ゆず
ちがう、
ゆず
中也にだよ。
太宰
え…
中也
よぉ、
中也
いい夜だな
ゆず
…中也、
中也
やっぱ、生きてたか。
ゆず
…
中也
…戻るぞ、
太宰
待つんだ。
太宰
本当は中也、君も
太宰
ゆずには此処に残ってもらいたいんでしょう
中也
…嗚呼、
中也
だが首領の命令だ
中也
命令には背けねぇ。
太宰
…1日だけ。
太宰
失踪したことに出来ないかい？
中也
…何故だ
太宰
ゆずと、ゆっくり話がしたい
中也
…わかった。
中也
1日だ。
中也
それ以上は不可だ。
太宰
わかった
ゆず
…
中也
此処から出すなよ
太宰
もちろんさ。
中也
じゃぁなゆず
中也
1日だけだが、探偵社の気分を再度感じて来い
ゆず
…うん、
太宰
もう今日は遅い
太宰
明日、もう一度此処に来るからそれから探偵社の事務所に行こう
ゆず
…わかった。
乱歩さん
おやすみ。ゆず
ゆず
…うん
ゆず。
完璧でいなさい
完璧でいなければ━━━━━━━━━
ゆずちゃん。 君はもう自由だ
ゆず、本心に嘘をつくのは良くないよ。
ゆず。てめぇはもう少し余裕をもて
なにが正解なの。
正解なんてないんだ。白川
自分の好きに生きろ
正解があるとするのならば それが正解だ
ゆず
ん、
太宰
おきた？
ゆず
太宰
太宰
動ける？
ゆず
うん、
太宰
それじゃぁ行こう
ゆず
うん。
太宰
おはようみんな！
国木田
五月蝿いぞ!!太…
ゆず
…
国木田
ゆず！！
敦
ゆずさん！！
乱歩さん
やぁゆず
谷崎
ゆずさん！お久しぶりですわ！
谷崎
ゆずさん！
ゆず
どう、も
太宰
1日だけだか、
ポートマフィアには失踪という形になっている
ポートマフィアには失踪という形になっている
太宰
明日からは分からない
国木田
そうか。
国木田
取り敢えず
国木田
おかえり。
敦
おかえりなさい！
谷崎
おかえりなさいですわ！
谷崎
おかえりなさい！
鏡花
おかえり、
ゆず
ただいま。
中也
失礼するぞ。
国木田
ポートマフィア！
太宰
げっ、中也
中也
んだよ。用があんのはゆずだ
ゆず
…なに、
中也
首領はゆずが〇んだと思っている
中也
マフィアを辞めるなら今だ。
ゆず
…
太宰
ゆず、
中也
例えばれても俺と紅葉の姐さんが何とかする。
中也
探偵社に危害は一切来ねぇようにする。
中也
お前の自由に生きろ。
ゆず
…
自由に生きろ。白川
ゆず
織田…
太宰
おだ、？
中也
おだぁ？
ゆず
織田作之助だ、
ゆず
あの人に言われたんだ。
ゆず
自由に生きろって
ゆず
僕…ううん。私
マフィアを辞める。
中也
…はっそうかよ。
中也
好きにしろ
ゆず
ありがとう。中也
ゆず
あ、でも
ゆず
リボンすてたんだった。
太宰
え、
ゆず
まぁいっか！心機一転だ！
中也
…暇になったら来いよ。
ゆず
はーい！
中也
じゃあな
ゆず
おさがわせしました。
社長
構わん。
社長
おかえり。ゆず
ゆず
はい。
社長
これからはなにかあったら言うように
ゆず
はい
中也
良かったんですか。首領
森
なに。構わないさ
森
ゆずちゃんも、太宰くんも
森
自分から光の道を選んだんだ。
森
ここは、見守るしか出来ないよ
紅葉
なぁに、過保護じゃのぅ。
中也
(人の事言えねぇけどな。)
中也
では、失礼します
森
あぁそうだ中也君
中也
はい？
森
これ、ゆずちゃんに渡しておいてくれるかい？
森
要らないなら捨ててくれて構わないよと。
中也
はぁ、
中也
承知しました
ゆず
だいぶ久しぶりだな。
ゆず
…
ゆず
織田…
織田
好きなように生きろ。
織田
それが正解だ。
安吾
そうですよ。
安吾
無理に太宰君や中原君に合わせる必要は無いんです
ゆず
…合わせてるつもりは無いけど、
織田
人間は自然と嘘をつき、合わせているものだ。
ゆず
そうなんだ、
太宰
はぁいみなさん
太宰
幹部様がきましたよぉ
ゆず
…五月蝿い目障り
太宰
うわ、酷
安吾
相変わらず、太宰くんには当たりが強いですね。
織田
そうだな。
ゆず
…
ゆず
ねぇ織田
ゆず
私は今自分に嘘をつかずに生きれているかな。
織田
出来ているんじゃないか？
ゆず
ﾊｯ!!
ゆず
…いる訳ないか。
中也
随分探させやがって
中也
結果此処かよ。
ゆず
なに。中也
中也
これ、首領からだ
ゆず
は、森さん？
中也
てめぇが〇んでると、ほんとに思ってると思ってたんだな。
ゆず
…まぁ、うん。
中也
はっ単純なヤツだ。
中也
入社祝い、だそうだ。
中也
要らねぇなら捨てとけってよ。
ゆず
…そ。
ゆず
ありがとう。
中也
べつにかまやしねぇよ
中也
じゃあな。
ゆず
ありがとう。中也
乱歩さん
ゆず。ここにいたんだね
ゆず
乱歩さん。
乱歩さん
…
乱歩さん
好きだ
ゆず
…、
乱歩さん
付き合ってくれ
織田作之助、私今
凄く幸せだ。
🕊 𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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