赤城 莉犬
ここだよ
める
めっちゃ広い!
赤城 莉犬
好きに物置いてもいいよ
める
わかった
赤城 莉犬
ねぇ
赤城 莉犬
なんで家出してきたのか言えるなら俺に言って欲しい
優しく真剣な目だった
める
実は……
全てを莉犬くんに話した
赤城 莉犬
そうだったんだ
める
昔は優しかったのに
赤城 莉犬
ギュッ
める
えっ
赤城 莉犬
苦しかったんだね
よく耐えたね
よく耐えたね
赤城 莉犬
でも今は泣いてもいいよ
押し殺していた感情が 溢れ出して行く
める
ううっ
うわぁぁあぁぁ
うわぁぁあぁぁ
莉犬くんに抱きしめられたまま 私は泣いた
める
ありがとう、莉犬くん
める
おかげで少し楽になれたよ
赤城 莉犬
よかった
苦しくなったらいつでも言ってね
苦しくなったらいつでも言ってね
優しいな…莉犬くん
赤城 莉犬
俺は夕飯の手伝いしてくるから戻るね
赤城 莉犬
片付け終わったら来てね
━━ガチャ━━
部屋から出たらみんながいた
赤城 莉犬
聞いてたんだね
桃山 さとみ
あぁ
紫崎 ななもり
これからどうするか話し合おう