大丈夫……

こんばんは！

今回は司くんの過去です！

ワンクッション！

体調不良表現あります

それではすたーてぃん

ずっと、、

妹を、家族を、、

笑顔にしたかった……

咲希が病気になって、父さんも母さんもいつも忙しそうだった、、

咲希はいつもどこか寂しそうで、 そんな咲希を見るのが辛かった

だから、いつも俺はみんなの笑顔のことだけ考えた、

プルルルル プルルルル📞

ガチャ

その時の母の困ったような切ない顔は今でも濃く脳裏に焼き付いている

俺が「だいじょうぶ」と言うと、母さんは安心したような顔をする、

俺が少しでも母さんの都合に悪いことを言うと、困った顔をする

だから、出来るだけ母さんの迷惑にならないように努めた

自分の心を騙して…

中学生になった、、

今でも咲希は、体調を崩すことが多々ある

だけど、前よりは元気になって笑うようになった

咲希が笑顔になることが1番嬉しかった

朝

ジリリリリ！

クラッ

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

38.9

ズキッ

1階 リビング

母さんは、俺の額を触り撫でてくれた

俺は、少し嬉しかった

母さんが看病してくれてる、 咲希じゃなくて俺の事を見てくれてる、

初めてだった、、咲希じゃなくて 俺を心配してくれた事

心が暖かかった、、、

ああ、母さんが

困った顔をしている

ガチャ

バタン、

本当は大丈夫なんかじゃなかった

さっきまで我慢していた咳が、息をする間もなく出てきた

咳をすれば、母さんに心配をかけてしまうから、、

ずっと我慢してた……

なんで、いつも咲希ばっかり…

誰かに傍にいて欲しかった、

優しく頭を撫でて欲しかった、

いつも咲希が羨ましかった、

思ってはいけないことだ、、

咲希の方が病気になって辛いのに、、

元気な俺が、、これ以上求めるのは、、

温かい手が俺の頬に優しく触れた

"大丈夫"?

その問にいつも俺は、、

類は俺の手を優しく握ってくれた、

少し、気持ちが楽になれた、、

俺が欲しかったもの、、

それは…紛れもない

"愛"だった

はい！終了です！

結構タップ数が多くなりました💦

そして、これでまたネタが尽きました

もし良かったらコメ欄にリクエストとかあればお願いします

それではバイオリーン！