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名も知らない関係

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名も知らない関係

1 - 第1話

♥

31

2025年09月26日

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夢小説注意

題名『名も知らない関係』

それは風が体を突き刺す ように鋭く尖った一生忘れない日だった

三途 春千夜

寒…

偶々近くに寄った公園のベンチ

理由もなく葉が枯れた 何故か虚しいような木を眺めていた

『カシャッ』

シャッター音が聞こえ振り向くと

三途 春千夜

誰だよお前…こんな極寒な日に外に出んなよ

〇〇

写真を撮ってたんですよ、
綺麗ですよね

彼女の目にはこんな 木々達も綺麗に見えるのかと思った

三途 春千夜

…じゃーな

次の日も何故か足を運んでいた

三途 春千夜

(また居る

今では古臭いカメラを 小さい手で持ち写真を撮っていた

三途 春千夜

(写真のどこがいいんだか

〇〇

…ぁ、また

三途 春千夜

それはこっちのセリフだろ

〇〇

はは(笑

〇〇

見てください、結構いい写真撮れてません?

彼女が見せてくれた 写真には人の姿は無かった

ただ殺風景な景色と枯れた木

でも何故か

三途 春千夜

…綺麗、

〇〇

でしょう?

そう口にしていた

この日以降俺は暇な時 この公園に寄ることが日常となっていた

次の日もまた次の日も

そして少し雪が溶け始めた頃

俺と彼女の関係は変化していった

三途 春千夜

今日はどんなの撮ったんだよ

〇〇

ん、

彼女の写真が自分を 癒してくれる一枚になった

ここに来れば彼女が居る

その状況が当たり前となった

三途 春千夜

お前、いつも大体ここに居るけど何もねぇの?

三途 春千夜

その感じじゃ成人はしてるだろ?仕事は…

〇〇

えっと、私

『病院に通院してるので』

三途 春千夜

は、?

三途 春千夜

病気って事…か?

〇〇

ん~そう言うことです(笑

この時から時間が早く 進み出したと思うくらい速かった

お互い名前なんて知らない

でも2人で居る空間が1番安心できた

また数週間経った

〇〇

私…

『入院する事になった』

急にサラッと流したように言った

三途 春千夜

悪化したのか、やっぱこんな寒いのに外にいるから…

〇〇

そうかもしれないですね(笑

三途 春千夜

真剣に言ってんだから聞けよ

軽い気持ちでそう言う彼女に腹が立った

だんだんと彼女が 自分の前から消えてしまいそうで

怖かったのかもしれない

また少しして

三途 春千夜

あ、あいつこんな紙切れ落とし…て、

見てみたら通院表のような物だった

そこには病院名も載っていた

三途 春千夜

ここ…この公園の近くじゃん

三途 春千夜

次会った時渡そ

三途 春千夜

おい、これ落としてたぞ

〇〇

あ…うんありがとう

この日彼女はニット帽をしていた

特に変わりはなかったけど

髪の長さが変わった気がした

三途 春千夜

あれ、髪変えた?

〇〇

…”//えっと……うん

三途 春千夜

そ、

何故か様子がおかしかった

今日彼女はおかしかった

〇〇

春のさ蕾が咲いて桜が見たいし撮りたいな

三途 春千夜

ん、撮ればいいだろ時間が過ぎればいつでも撮れる

〇〇

その時は貴方が撮って欲しい

三途 春千夜

俺が?

〇〇

うん(笑

『パシャッ』

三途 春千夜

は…

三途 春千夜

ぇ、今俺の事…

〇〇

ん、?何…(笑

三途 春千夜

いや、

思い過ごしか…

その日以降彼女の姿は見えなくなった

三途 春千夜

何だよ、

三途 春千夜

もうすぐ春だってのに…

だが少し心配で

三途 春千夜

病院…行って、みるか

足を踏み込んだ

彼女の病室に行きたかったが

名前が分からなかったため 特徴を言って教えてもらおうとした

しかし看護師は俺を見た途端 何かを察したように病室を教えてくれた

三途 春千夜

ここ…か

『ガラガラッ』

三途 春千夜

あれ、居ない

ベットの机の上にいつも 手にしていたカメラが置いてあった

画面に映っていたのは…

三途 春千夜

ぇあ、俺?

そして下に紙があった

その紙には名前と手紙の 内容のようなものが書かれていた

そこには

三途 春千夜

最後の一枚は…、”三森 美也”

と書かれていて…

カメラを俺はとって病院を出た

今日春が来た

桜がまだ完全ではなかったが美しかった

あんなにも枯れている ように見えた木は全て輝いていた

『パシャッ』

三途 春千夜

(これでいいよな、美也

もしかしたら彼女は初めから

自身に死が近い事が わかっていたのかもしれない

データを見返すと、

三途 春千夜

すげーな

毎日の木々の様子がわかった

少しずつ咲く蕾

最後に埋めたのは俺だった

三途 春千夜

写真のように時間が止まれば

彼女の最後の願いは俺が叶えた

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