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桃黒

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桃黒

1 - 桃黒

♥

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2022年10月04日

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どうも。お久しぶりです。

まともなお話をあげるのはいつぶりでしょうかね…?全然書けていなくて申し訳ないです…。

暑がりと寒がりってどっちもこんな良さあるよね~って言うところから思いついたオチも特にない桃黒ちゃんです。

夢はおっきく描いていきましょう!

桃攻め 黒(悠佑)受け 第三者視点 2人は当たり前のように付き合っています。 nmmnの意味がわからない方はブラウザバックしてください。 自衛は各自でお願いします。

重い雲が空を覆っている。 まるでそのまま降ってくるかのような雲。 その下を、ないこと悠佑はデートという名の散歩をしていた。

ないこ

最近、寒くなってきたね。

ないこは悠佑見ずに話しかける。 悠佑もないこを見ない。 2人だけの独特な空気が外であるにも関わらずその空間を支配する。

悠佑

そか?まだ暑いと思うねんけど。

ないこ

アニキは暑がりだからね。

悠佑

ないこは寒がりやもんなぁ。夏でも長袖やから肌白いし。不健康に見えるぞ?

ないこ

うるさいよ。

悠佑

俺ら体感温度違うせいでエアコンの温度調整難しいしなぁ。

ないこ

でもほんと、アニキは夏は無理しないでね?俺は着込めば大丈夫なんだし。

悠佑

体冷やすと風邪ひいてまうやろ?

ないこ

はぁ、アニキ。

悠佑

ん?

ないこ

今季熱中症になった回数、もしくはなりかけた回数は?

悠佑

…ぁ~、はは、

ないこ

こら、目を逸らさない。4回ね。

ないこ

じゃ、脱水になったまたはなりかけたのは?

悠佑

…………

ないこ

3回

悠佑

ぅっ…

ないこ

ほんっとにもう!もっと自分の体大切にして!?最悪死んじゃうんだよ!?

悠佑

だ、大丈夫やって。毎年のことやん…!

ないこ

だから心配なんだよ!分かれ!アニキの体はもう自分だけのものじゃないんだからね?

悠佑

わ、わかっとーけど…

言われっぱなしは性にあわない悠佑だが言い返すことが出来ずただただ唇を尖らす。 痺れを切らしたないこは悠佑の頬を両手で包み込み無理やり自分の方へと向ける。

悠佑

なっ、何しゅりゅ、

ないこ

アニキは多分、こうしないと分かんないから。

悠佑

んむっ!?ふ、ぁ、っん、ぅ、

ないこ

ぷはっ、

悠佑

な、なにすんねん…!ここ、外なんやけど!?

ないこ

だって、アニキ聞き分け悪いんだもん…。それに、人いないから大丈夫だよ。

いや、そういう問題やなくて、おまえ、ほんとに、 そうモゴモゴと口篭る悠佑は耳まで真っ赤で、いつものハッキリとした姿とは大違いである。

ないこ

来季もしまた同じようなことがあったら、何しようかなぁ?

悠佑

何する気やねん…。

ないこ

うーん…

悠佑

決めてないんなら言うなや。見切り発車で勢いで何とかしようとする。お前の悪い癖やぞ。

ないこ

えっへへ、癖まで把握されてるの照れるなぁ。

悠佑

……それくらいは、まあ、

ないこ

………ね、これから俺が言うこと、復唱して?

悠佑

唐突に言われた言葉に意味がわからず首をこてんと傾けるアニキ。 あざといわぁ…

ないこ

「俺は来季、」

悠佑

お、「俺は来季、」

ないこ

「暑さにダウンしたら、」

悠佑

「暑さにダウンしたら、」

ないこ

「無理せず休みます。」

悠佑

「無理せず休みます。」…って!
おま!

ないこ

はい、言質取った!もう引き返せませ〜ん!!

悠佑

卑怯やろ!

ないこ

はぁ、俺はアニキのこと思ってやったんだけど、そっか、卑怯かぁ…

悠佑

ぐ、

ないこ

んふ、んふふふふ

悠佑

…なんやねん、気持ち悪い。

ないこ

いやぁ〜?べっつにぃ

訝しげな目でこちらを見るアニキ。 こんなにもくだらないやり取りの時間ですら愛おしくて、過ぎてしまうのが惜しい。 来季はきっと、今季よりは自重してくれるだろう。 アニキの頭に手を乗せてぐしゃぐしゃと掻き回す。 鬱陶しそうにするアニキと笑う俺。 雲は高く上がって、青空が見えた。

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