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修学旅行に囚われ続けろ

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修学旅行に囚われ続けろ

3 - 第3話 疑い

♥

8

2024年01月20日

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私達は昼食を食べた後、クラス会議を開くことになった。

どうやら、生徒でもなにかできることがないかを考えたいらしい。

男子

だってさぁ、WiFiどころか他クラスの奴らとも連絡とれないんだぜ!?

女子

ねー!

男子

じゃー、なんかある人から色々言ってってー!

カタセ

はーい!
WiFi繋がる場所って無かったん??

男子

ないから言ってんだろーが!
一応従業員にも聞いたけど無理だって!

こんなの話し合うだけ無駄な気がするって思いながら、ぼーっとしていた。そしたら

エイコ

はい

シュウナ

え……エイコ?

男子

じゃーエイコ!どーぞ!!

エイコ

私、オカルト話が好きで、よくそうゆうのを見てるんですけど……

女子

え??なに急に笑

エイコ

今起こってる状況……私が少し前に見た都市伝説の内容にすごく当てはまっているんです

男子

いやいや笑
そんなわけないだろ?

シュウナ

ちょっと、エイコ?

エイコ

では、私が知っている話を細かく話しますね?

私が止めてもエイコは全く聞いてくれない。 みんなエイコの話を聞いていた時、最初は馬鹿にしたような、そんな顔をしていたけれど、話が進む度にみんなの顔はどんどん深刻になっていった。

男子

え……?それやばくね……?

女子

いや、ちょっとみんな、そんなわけないって!ね……?

男子

いや、でもさでもさぁ…!

シュウナ

え、ちょっと待ってよみんな。
普通にそんなの信じらんないし…

男子

でも、めっちゃ当てはまってるぞ?

シュウナ

エイコ?作り話なんだよね……?
そうでしょ…?

エイコ

シュウナ。周りを見てください。

エイコ

今この話を信じてない人は、貴方だけなんですよ。

男子

てかさ!つまりエイコが言ってるのって、この中に犯人がいるってことだろ!?

女子

確かに……!

みんなざわざわと騒ぎ始めた。 何人かは、私に疑いの目を向けている人もいるみたいだ。

カタセ

みんなー!一旦静かに!
落ち着いて!!

男子

カタセ!でもさ、

カタセ

ちゃんと話し合わないとさ!
それに、根拠もないのに誰かを疑うのも良くないって!

女子

ん……まぁたしかに……

カタセのおかげで、みんなが落ち着いた。 話し合いも少しづつ進んでいき、明日ホテル内を手分けして探索することに決まった。

男子

じゃーみんな!今日は解散ってことで!

シュウナ

はぁ……疲れた…

エイコ

お疲れ様です。シュウナ。

シュウナ

…まさかエイコがあんなこと言うなんて…

エイコ

ふふ、信じていただけました?

シュウナ

さすがに信じるしかないでしょ……

女子

シュウナちゃん!

シュウナ

あれ?どうしたの?

女子

あ、さっきは疑うみたいになってごめんねー!
てかそれより!

シュウナ

う、うん

女子

カタセが夕飯終わった後、海まで来て欲しいって…!

シュウナ

え……!?

女子

ふふっ、応援してるよー!
じゃ、またね!

シュウナ

ど、どうしよう…!エイコ……!

エイコ

……行けばいいんじゃないですか?

シュウナ

そ、そりゃそうだけど……!!

夕飯後、言われた通り海でカタセを待っていた。 昼間はあんなに人がいたのに、なんか変な感じ。

カタセ

シュウナ!!

シュウナ

カタセ!

カタセ

ごめん待った?

シュウナ

まぁ……結構?

カタセ

うわっ、ごめん!

シュウナ

あはは、冗談だよ。
ところでさ、どうしたの?

カタセ

えっとさ……シュウナに言いたいことあって…

シュウナ

え…!?

カタセ

俺……

カタセ

シュウナの事が好きだ…!
この状況で言うべきじゃないのは分かってる…けど……
もしよければ、俺と付き合って欲しい……!

シュウナ

え……!

嬉しくてたまらなかった。だって私も同じ気持ちだったから。 返事をしようとした時、後ろから足音が聞こえた。

エイコ

やっぱりここにいましたね。

シュウナ

エイコ……!?なんでここに…?

エイコ

それは今はどうでもいいです。
私が今用があるのはカタセさんにです。

カタセ

え、俺?

エイコ

この一連の騒動…

エイコ

犯人はカタセさんですね?

シュウナ

え……?

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