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117 - 平助編第57話  消えた彼

♥

33

2024年06月18日

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中の人

そろそろ体育祭

中の人

やだ!

中の人

捻挫してるし!

中の人

うん!

中の人

地獄!

仲成

頑張れよ…

中の人

頑張るよ…

中の人

始めるか~

次の日、俺は先輩の元へ行った

藤堂平助

せ、先輩っ!!

伊東甲子太郎

へ、平助君!?

伊東甲子太郎

ど、どうしたんだ?こんな早朝に…

藤堂平助

実は、一くんが見当たらなくて…

伊東甲子太郎

えぇ!?

昨日一くんの部屋に行ってみたらもぬけの殻だったのだ

何処にも見当たらなかった

伊東甲子太郎

な、なるほど……

伊東甲子太郎

女遊びにでも行った、と考えたいけど…

藤堂平助

けど…?

伊東甲子太郎

……もしかしたら、監視してたのかもしれない

藤堂平助

………

藤堂平助

え……

藤堂平助

で、でも、何で一くんが…?

藤堂平助

なら、新八とか、そこら辺持ってこない…?

伊東甲子太郎

あぁ、そう思うよな

伊東甲子太郎

ただ、分かるか?

伊東甲子太郎

新八君は正義を盾にして生きている

伊東甲子太郎

逆に彼は監視役に向いてないだろうね

伊東甲子太郎

長い間付き合ってたら流石に分かるよね?

藤堂平助

た、確かに……

藤堂平助

なら、佐之助とかなら…

伊東甲子太郎

佐之助君ねぇ…

伊東甲子太郎

うっかり口滑りそうじゃない?

藤堂平助

……

藤堂平助

何か、物凄く共感できてしまう自分が怖い…

藤堂平助

で、でも、今のところ近藤さんのところに行っても意味ないんじゃ…?

伊東甲子太郎

……確かに

伊東甲子太郎

平助君にはその話してなかったか…

藤堂平助

え…?

伊東甲子太郎

この期に話すね

伊東甲子太郎

実は、そろそろ新選組を潰そうと思ってるんだ

藤堂平助

……

藤堂平助

は、せ、先輩?

藤堂平助

一体何を言って…?

藤堂平助

長い間俺は新選組の皆にお世話になってた

藤堂平助

そんなの、先輩でも流石に分かりますよね…?

伊東甲子太郎

あぁ、承知はしている

藤堂平助

な、ならなんで…!

伊東甲子太郎

でも、選んだのは平助君だよね?

藤堂平助

え…

伊東甲子太郎

だって、新選組より俺を選んだじゃないか

藤堂平助

そ、それは…!

伊東甲子太郎

あれは本心じゃなかったって言いたいの?

伊東甲子太郎

でも、なら何で俺に着いてくる?

伊東甲子太郎

それって、新選組に不満があった、ってことだよね

藤堂平助

それは……

藤堂平助

………

俺は何も言い返せない

俺の感情がぐちゃぐちゃになるのを感じる

藤堂平助

……

伊東甲子太郎

新選組より俺の方が暮らしやすかった

伊東甲子太郎

そういうのもあったんじゃない?

藤堂平助

……

藤堂平助

そうかもしれない

藤堂平助

……

藤堂平助

でも、新選組内は新選組内で楽しかった

藤堂平助

本当、何でここに来たんだろ……

伊東甲子太郎

理由は簡単じゃないか

藤堂平助

え……

伊東甲子太郎

山南敬助、彼が死んだから

伊東甲子太郎

新選組を信じられなくなった

伊東甲子太郎

……違う?

藤堂平助

っ…!

俺は忘れかけていたことが掘り出され、胸が痛くなった

確かに、あんな事件が起こらなければ俺は反対しなかったかもしれない

新八達と一緒に、暮らしていたかもしれない

伊東甲子太郎

俺も流石に吃驚したさ

伊東甲子太郎

まさか、山南さんが死ぬなんて

伊東甲子太郎

そりゃあ、体制も崩れるわけだ

藤堂平助

先輩は、全て分かっていたんだ…

伊東甲子太郎

全てではないさ

伊東甲子太郎

預言者ではないからね

伊東甲子太郎

ただ、感じとることはできる

藤堂平助

感じとる…

伊東甲子太郎

あー、平助君は感じとること難しいか…

藤堂平助

……煽ってます?

伊東甲子太郎

煽ってるように聞こえた?ごめん

伊東甲子太郎

でも、本当の事でしょ?

藤堂平助

そ、そうですけど…

何だかモヤモヤする

藤堂平助

…でも、対策しないといけないんじゃ…

伊東甲子太郎

まあ、そうだね

伊東甲子太郎

ここは俺に任せてほしい

伊東甲子太郎

だから、平助君はサポートしてくれないかな?

藤堂平助

わ、分かりました!

藤堂平助

……

俺はあの後すぐ部屋に戻った

藤堂平助

一くん、何処にいるんだろ…

俺はただ、一人でいるだけだった

新選組

斎藤一

近藤さん、戻りました

近藤勇

え、あ、一…!?

土方歳三

……結構戻るの早かったな

斎藤一

まあ、色々ありまして…

斎藤一

こうして脱走してきました

近藤勇

まあ、一なら疑われないね!

斎藤一

土方歳三

それで、収穫は?

斎藤一

………

斎藤一

やはり、伊東は新選組を潰そうと考えているようです

近藤勇

やっぱり…

斎藤一

ただ、それより問題が一つ

土方歳三

言ってみろ

斎藤一

……伊東、あいつ、平助を操る気です

近藤勇

え、えぇ!?

土方歳三

は、待て

土方歳三

何故平助なんだ?

斎藤一

多分、平助は純粋だからです

斎藤一

操りやすいんでしょうね

近藤勇

……

近藤勇

これは、結構深刻だね…

土方歳三

とりあえず、私たちで対策を練ろう

土方歳三

話はそれからです

近藤勇

そうだね

近藤勇

それじゃあ、緊急会議だ!

近藤勇

明日ここに集合と伝えてくれ!

はい!

中の人

さてさて

中の人

はい

仲成

結構物語進んだな

中の人

まあ、少しサボってた部分もあったから!

仲成

何やってんだよ

中の人

本当だよ!うん!

中の人

まあ、今回はここまでにするか

中の人

それじゃあ、またいつか!

雨が降る。×も降る。

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