だから私は恋をしたんだ。

ピピピピピ━━━━━━

朝が来た。

私はいつものように登校していた。

今日は綺麗な青色が空に広がっていた。

私の家の近くには友達なんて住んでいない。

それが少し、寂しいと思う時がある。

そんなことを考えていたら、あっという間に学校についていた。

私はいつものように、靴を履き替えて

教室に入ろうとした、その時だった。

月夜よー！

学校がざわつき出した。

もちろん私も、月夜を知っている。

でも、興味はない。

律と呼ばれた彼は、「山田 律」だ。

運動神経がいい。

あと2人は、「森 光希」、「立花 海斗」だ。

この3人は、月夜というグループだ。

グループって言うより…

月夜は有名人ではない。

一般人だ。

なぜ月夜ってよばれるのかというと…

私にはよく分からない。

噂によると、月が綺麗な夜に突然姿を現す、人気配信者らしい。「うわさ」だけど。

あら。

突然私の後ろから声が聞こえた。

ブリ ブリ子だ。

性格は…意地悪…かな？

はぁ。やだな。

とりあえず行こう。と思い、私は体育館裏へと急いだ。

私は「文句あるよ」と、言い返せなかった。

いえなかった。そのまま、私は腕を切られ続けた。

屋上に行こうかな。

死にたい。いっその事。全部、全部終わらせてしまおう。

飛び降りようとした。その時だった。

君。━━━

おつみるっ！