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ブクマ失礼します
連載ブクマ失礼します!
この話すごい好きです!小説化してほしい!✨正直いうと今までで一番いい話でした‼️( -`ω-)b ブクマ失礼しますm(_ _)m
ロゼ
ロゼ
ロゼ
ロゼ
『サービス終了まで あと00:00:00』
ゼロが6つ並んだ瞬間一瞬俺の視界が暗くなった
自分が瞬きをしたのか、 それともスマホの画面が1度切れたのかと思ったが、何か違う気がした
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トン、トン、という音で俺は我に返った
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💖くんが苦しげに呟きながら何度も画面をタップしていた
俺はアプリを閉じて再起動させてみるが アイコンをタップしても、 ゲームのスタート画面は決して現れなかった
完全に終了した
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💖くんのスマホ画面にポツポツと雫が落ちる
そんな彼を励ますために俺は口を開いた
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それが💙ちゃんデあるのように💖くんはスマホを抱きしめる
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昨日は一睡もできないまま朝を迎えていた
ぼんやりしていると不意にスマホにメッセージが入った
💖くんから『今すぐ会いたい』とあった
💖くんは俺の姿を見た瞬間こちらに走ってきた
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💖くんの言葉に俺は慌ててスマホを取り出す
その日付を見て、鳥肌が立った
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何が起こっているのか確認しないといけない
昨日と同じ出来事の中で、もしかしたら何かが変わっているのかもしれない
校門前で俺は立ち止まり、💖くんは不安そうに周囲を見回した
急に俺の肩をバシッと叩かれた。
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その後、よく通る明るい声が響いた
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オレンジ色の髪に 緑色の目をした青年がニカッと笑っていた
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そんな🧡くんの髪に参考書の背表紙がスコンと落ちた
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紫色の髪に 紫色の瞳
穏やかに笑う先輩とそれに懐く🧡くん
少し前まではよく見た光景だったが、 今日この時にはありえない光景だった
玖亜
シナモさき
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そこには💖くんに倒されたシナモさきと、玖亜が笑顔でこちらに挨拶して来た
どんな状況かわからない💖くんが不意に大きく目を見開いた
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💖くんの視線の先にいたのは右腕に包帯を巻いた少し沈んだ表情の男子生徒。
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呆然と立ち尽くす💖くんの手を引いて俺は早足で校舎に向かった
俺らは屋上までやってきた
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ここまで連れてくる間驚いて何も言わなかった💖くんが希望の笑みを浮かべてこちらを見てきた
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嬉しそうな💖くんを見ながら俺は喜べなかった
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『戻ってくる』俺はその言葉を口にすることは出来なかった
希望を抱いていてもそれが実現しないこともある
守れないこともあった
その経験が俺を臆病にしている。
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魔王になった💖くんを俺は覚えていない
だが、本当に💖くんが欲しかった『強さ』の形は俺にはわかった気がした
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2人で少し泣きそうになりながら笑っていると背後から音がした
ガコッ。
それは屋上のドアを開ける時の独特の音。
2人は慌てて背後を振り返った
屋上のドアの開け方を知っているのは 4人だけ
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そんなはずない。
期待するな
そう自分に言い聞かせる。
期待すればその分絶望してしまうから
扉が開き、男子生徒が顔を上げ、前髪の隙間から2人をみた
俺と💖くんと目が合うと彼は笑みを浮かべた
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俺が彼の名前を呼ぶ。 そばで💖くんが駆け出し、💙ちゃんに抱きついていた
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予想外だったのか顔を真っ赤にしていた
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背後の半開きのドアを見て… そして顔を歪めた。
あまりにも出てこないのでそこにいた人物の腕を掴んできた
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日のあたる場所に💙ちゃんは彼を引きずり出す
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気づいたら俺はこの人のことを抱きしめていた
💛くん
もう一度彼に会いたい
叶わないと知りながらずっと願っていた
死んだ後でもかまわない。
許されるならもう一度この声で名前を呼んで欲しい
俺と同じように固まっていた彼が俺を見つめる
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夢じゃない
ゲームの世界でもない
現実で💛くんが笑っていた
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💛
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抱きしめると確かな温かさがあった。
ちゃんと生きている
そう思うと俺の目から涙が止めどなく溢れ出した
もうあの時のように💛くんは消えたりしない
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💖くんが💛くんの頭を撫でると💛くんは💖くんに抱きつく。
消えてしまった片割れと友達。
大事な人と一緒にいる。
それだけの望みが間違っているはずがない
それを💙ちゃんは証明してくれた
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自信の無さに💙ちゃんらしさを感じてしまい、俺は笑っていた
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💛くんと💙ちゃんの以前のようなやり取りに💖くんが食い入るように見つめていることに気づく
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💙ちゃんがいて
💖くんがいて
💛くんがいて
俺がいる
4人が揃った、奇跡のような光景
始業のチャイムがなっても4人はその場から動こうとはしなかった。
ピコン。
誰かのポケットの中でスマホの通知音がなった
新しいメッセージが1件画面に表示される
『ゲームのアップデートが完了しました。新しいクエストを開始しますか?』
ℯ𝓃𝒹