零桜

ん、あれ

ここどこだ？

いつもの夢···だよね

逃げてきちゃったね☆じゃないよ··· ダメだよ逃げたら、

ほんとだよ

こさめが病院から逃げてきたのかな？と一応予想はつく

こさめが水をかけた なんておてんばな子だろう。自分なんだけどね。

なんだろう 記憶にないはずなのに何故か懐かしい···

先生かな

振り回されてんな···

仲良いなぁ

ピピーッ

突然車のクラクション音が響いた

トラックがこさめの方に迫ってくる。

あ、こさめ轢かれる···

ピッピーー

···変な夢

正夢じゃないのに···正夢かのように怖い

こんな夢ばかり見るのならもう、寝たくもないな··

am.2:56

夢のことが忘れられず寝るのにも集中出来ない

あれから3時間たった

ずっとぼーっとしてるだけだったんだけどね

学校···行っちゃうか······

ん？誰かいる？

やっぱ似てる

夢に出てくる少年。

故にとても気まずい。

なぜからんくんも気まずそう

···急に静かになるじゃん

気まずい、気まずすぎる。

その瞬間らんくんが動き出した

教室から出ようとしているようだ

···背中が痛い、そいえば今日薬を飲むのを忘れた

頭痛い···心臓が痛い···

あ、また心配させちゃった

そう言ってこさめの手首を握った

いくら抵抗してもこさめの言葉は聞こえていないかのようにベットに寝かせられる

そう言ってこさめの目元に手をかぶせ、こさめがねるまで待っててくれた

ん、ここ、夢？

またあの夢か···

と思ったが今日はいつもと違うようだ

辺りは暗い

···大丈夫。何処にもいかないよ。

どこかからそんな声が聞こえたような気がした