主
主
主
たっつん
夜の暗さと静寂に包まれた廊下を切り裂くように コツ,コツ,と大きな音を響かせて歩く
月明かりに照らされ光る黄金の髪を持つ男は,ある教室で,響かせていた音を止めた
たっつん
たっつん
ガラガラガラ,と音を立て戸を開けると,懐かしい景色が目に入る
たっつん
たっつん
そこには、「ここに座った者よ,お前は第二代目ドラゴンナイトとなる!心して受け継げ…」と書いてあった
たっつん
たっつん
俺は別の用があって来たのだ。
たっつん
俺はじゃぱぱの机に歩いて行った。
たっつん
もちろんそこにじゃぱぱがいる訳ではない,机に向かって喋っているのだ。勘違いしないでくれよ?変な奴じゃ無いからな…いや眼帯つけてる時点で変か
たっつん
俺が見た先には「好き」というたった2文字の言葉が彫られていた 俺が勝手に付けたもの,じゃぱぱはおふざけやと思ったらしいけど
たっつん
たっつん
きずけば俺は,落ちていた鉛筆を持ち,その二文字をなぞっていて, そして…
たっつん
伝えることの出来なかったたった2文字とじゃぱぱの机に キス をしていた。
たっつん
死んでるってのに
たっつん
たっつん
前まで,鉛筆を持っていた手が震えてきて,鉛筆を落としてしまった。
たっつん
たっつん
最後という言葉がトドメとなって流れ出す涙を止ることは出来なかった
たっつん
あの後、じゃぱぱの机で寝るまで泣いた。泣いて泣いて、 少し体が軽くなった。
たっつん
たっつん
さようなら じゃぱぱ
いつか,また会えたら,今度こそ伝えよう 机に書いたたった2文字を
俺は,陽の光が見え始めた今日に,君とのさよならをした。
主
主
主
主
たっつん
たっつん
主
主
主
主
主
主
主
主
主
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