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茉奈
キャァァァ！
私はびっくりして、 一瞬動けなくなった
瑞穂
ま、茉奈…？
私が慌てて茉奈の所へ行こうとすると 目の前には小さな女の子が立って道を塞いだ
あかりちゃん
ねえ、どこへ行くの？
その女の子は
あかりちゃんだった
瑞穂
あ、あかりちゃん…？！
あかりちゃん
なんで私の名前知ってるの？
瑞穂
えっいや、その…
瑞穂
ゆ、夢を見たの
あかりちゃん
夢？
瑞穂
そう、あかりちゃんの
あかりちゃん
どんなやつ？
瑞穂
あかりちゃんが男の人に
瑞穂
連れ去られた日
あかりちゃん
…
あかりちゃんは俯いてしまった
瑞穂
ごめんね、なんか…
あかりちゃん
そうだったな…
過去を振り返るような表情だった
あかりちゃん
ねえ、名前なんて言うの？
瑞穂
瑞穂…
あかりちゃん
…
あかりちゃん
瑞穂ちゃん、
私を誘拐した犯人を一緒に探してくれない？
瑞穂
…え？
あかりちゃん
お願い…
瑞穂
…分かった
瑞穂
でもその前に
瑞穂
茉奈を助けt…
あかりちゃん
ダメ
瑞穂
え？
あかりちゃん
あの子はもう…死んだ
瑞穂
は？！そ、そんな訳無いy
あかりちゃん
残念だけど…もう助からないよ
瑞穂
そんなっ…
茉奈…
ごめんね…
ﾋｸｯ…ﾋｸｯ…
あかりちゃん
瑞穂ちゃん…泣き止んだ？
瑞穂
うん…ごめんね
気がつくと、私は 30分以上泣いていた
あかりちゃん
ほら見て
瑞穂
何…？
あかりちゃんが指した先には
内臓と心臓が抉りぬかれた 茉奈の遺体があった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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