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半妖

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半妖

27 - 半妖 27話

♥

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2021年02月26日

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幸也君。他の皆が心配だから君はここで待ってて

白石幸也

待てだと?俺様を舐めるんじゃねぇぞ!!糞餓鬼が!

はぁ

ちょっとじっとしてて

そういうと竜は白石に対し手をかざした。

妖力を少し分けてあげるから。

白石幸也

、、、悪ぃな

とりあえず、ここから出てみようか

白石幸也

待て!!

白石幸也

なんだ、、、この、、、凄まじい妖力は、、、

白石幸也

これは、、、なんだ、、、ぐちゃぐちゃに混ざりあったような気持ち悪ぃこの妖力は!!

まさか!

急ごう、、、幸也君!!手遅れになる前に!!

白石幸也

こっちだ!

うん、、、僕にでももうわかる。この妖力は、、、

ねぇさんだ。

幸也君、君の足ならもっとスピード出せるよね?お願い、、、ねぇさんの所まで連れて行って!!

白石幸也

吹っ飛ばされんなよ!!

白石幸也

ここだ、、、!!

白石幸也

な、、、、、、

ねぇさん!!

ゴリッ

ぐしゃぐしゃ

バキッ

ゴクン

そこには死体の山を貪る人間でも妖怪でもない化け物がいた。

クチャ

クチャ

白石幸也

竜、、、あれがあの赤龍寺なのか、、、?

白石幸也

人間でも妖怪でも半妖でもない、、、あれは一体なんなんだ!!

白石幸也

あれで、半妖だと?

白石幸也

(爪は俺の狼男より鋭く、牙は簡単に人間の骨を砕き肉を裂く。そして極めつけはあいつにまとわりつくおぞましいオーラ。妖力かと思っていたが違う。あれはあいつ自信から放たれるオーラだったんだ!!)

白石幸也

あれで人間の血がまだあるとは思えねぇ

ねぇさんは今暴食姫に戻ってしまっている

暴食姫は目の前の者を全て切り裂き妖力を吸い取り相手の能力をコピーしそして、、、

混ぜて新しい能力を作り出す。

白石幸也

!!

白石幸也

そんな事が

ねぇさんにはできちゃうんだ、だから早く止めないと手遅れになる

いや、、、もう手遅れかもしれない

蓮は大勢いた敵をほとんど殺し、食べ尽くしていた。そしてどんどんと高まっていく妖力に2人は息を飲んだ。

僕は不死身だから大丈夫だけど君は怪我しているし、妖力も回復しきってない。だから君はここにいて

バシッ

!!

どうしていきなり殴るんd

白石幸也

っざけんじゃねぇぞ!

白石幸也

俺を馬鹿にするんじゃねぇ!!

白石幸也

妖力なしでも、俺はあいつを止める!

白石幸也

手遅れなことはない。赤龍寺は戻ってくる。

、、、うん

(そうだ、、、僕が弱気を言っていちゃいけない。ねぇさんを止められるのは)

僕だけだ!

白石幸也

おい!待て!!

僕は一心不乱にねぇさんの元へ行った。ねぇさんが放つオーラに押し負けそうになっても僕は走った。

ねぇさん!!

僕だよ!竜だよ!

、、、

思い出して、、、皆のこと、家族のこと、、、僕と凛の事を

、、、

ウッ、、、

うわあああああああ!!

帰って来て、ねぇさん!!

グサッ

水戸部幸一郎

まずい!早く蓮くんの元へ行かなければ!

鯉田雫

どうしたんですか?

田辺美紀

さっき幸一郎の予知で竜くんが倒れている未来があったの、、、最悪の未来が起こってしまうかもしれない、、、

水戸部幸一郎

いや、、、もう遅いかもしれない、、、未来が、、、

水戸部幸一郎

今ひとつしか見えない

田辺美紀

とにかく急ぎましょ

黒木悟

会長、、、こっちから禍々しい妖力?の反応があります。

田辺美紀

これは、、、オーラみたい。ちょっと調べる

田辺美紀

!!

田辺美紀

蓮ちゃんだ!!

水戸部幸一郎

行くぞ、、、

田辺美紀

こ、、、これは、、、

鯉田雫

見ちゃダメ!!

16

16

ヒッ

衝撃的な光景だった。辺りに散らばる肉片。大量に積まれた肉塊。そして、、、血だらけの蓮と床に倒れている竜

水戸部幸一郎

クソ、、、間に合わなかったか、、、

水戸部幸一郎

とにかく蓮くんを正気に戻さなければ

白石幸也

会長、、、

水戸部幸一郎

白石くん!!

水戸部幸一郎

大丈夫か?妖力が著しく弱まっている。今すぐ妖力を分けてやる

白石幸也

俺のことはどうでもいい!!今はあいつら馬鹿姉弟を何とかしろ。

水戸部幸一郎

(下手に動けば、どうなるか検討もつかない。今の蓮くんに僕らが総出でかかってもかないっこない)

16

あれが、、、暴食姫

05

あ、、、あ、、、

16

05?

05

、、、暴食、、、姫

05

我らの、、、ボス

16

05!?

、、、

遅かったな、38。

他の奴らはどうした。

05

死、、、んだ

、、、そうか

その喋り方、、、どうした?

05

く、、、すり

、、、じっとしていろ

蓮は05に手をかざした。

05

!!

05

ありがとうございます!

16

そんな!05が、、、治った!?

田辺美紀

(あれが、昔の蓮ちゃん、、、さっきより正気に戻ったみたいだけど、目が死んでる、、、でも05を助けた?!)

05。そいつらは、新しい実験体か?

水戸部幸一郎

蓮くん、、、君、、、今殺した相手、誰だかわかっているの?

、、、03だ。

能力は不死身。いずれ起きるだろ?食ってないんだから

水戸部幸一郎

違う、、、彼は君の弟の竜だ。03なんかじゃない!

弟?竜?

何を言っているんだ?貴様。頭でも打ったか?

田辺美紀

何を言っても無駄なようね

鯉田雫

先輩、、、私に少し任せて貰えませんか?

鯉田雫

私の共鳴なら

鯉田雫

ウッ、、、!!

そこの女。能力を使おうとしても無駄だぞ。私には通用しない。

それと反逆罪でお前を殺す。

命令だ、、、

死ね

鯉田雫

ウッ、、、カハッ、、、

せいぜい苦しみながら死ね

バシッ

、、、どういうつもりだ?05

鯉田雫

カハッ、、、はぁ、、、はぁ

05

暴食姫、、、貴方はもうあいつに従う必要はないんですよ。

、、、

05

貴方は自由なんです。

うるさい。また喋れなくしてやろうか?

自由?笑わせないで。この世には自由なんてない。皆他人を利用して生きている。結局あいつから逃れられても私は自由にはなれないんだ。

だから、、、決めたの。

私がこの世界から悲しみを消すの

縛られるものを全部壊して皆自由にするの

水戸部幸一郎

蓮くん、、、何を言って

だから私が皆食べてあげる

全部食べたらきっと皆自由になれる。もう悲しい思いはさせないよ。

ねぇさん

起きたか03

ねぇ、、、さん

戻ってきて、、、ねぇさん!!

戻る?嫌だね。私は今から新しい自由な世界を作る。誰にも邪魔はさせない。

ねぇさんはアイツに嵌められているんだ。

それは違う、、、私は最初っからおかしかったんだ。

違う!!ねぇさんはおかしくなんかない!

お前に何がわかる!

、、、僕は、ねぇさんの家族だ。部下でも、友達でも仲間でもない。家族なんだ。

僕と、、、凛のねぇさんなんだ。

父親は、実父でも美奈崎悟でもねぇさん自身でもない。赤龍寺修、ただひとりだ。ここにいるねぇさんは誰かが作ったんじゃない。

父さんに育てられたんだ。

血が繋がってなくても家族なんだよ。

僕達のこと思い出して!!

美奈崎悟なんかに負けちゃダメだ!

美奈崎悟

無駄だ。

美奈崎悟!!

美奈崎悟

こいつはもう私の洗脳下にある。何を言ってもこいつには届かな

バシッ!!

美奈崎悟

何?!

鈍い音の方向をその場にいたもの全員がいっせいに見る

クッ、、、

蓮の拳は自身の顔にくい込んでいた

ねぇさん!!

美奈崎悟

馬鹿な!洗脳を解くなどありえない!

悪いな。竜、、、迷惑かけて

もう、、、大丈夫だ。

美奈崎悟

01、、、もう一度よく考えてみろ?この世界は腐りきっている。皆を解放するのだろ?協力してやる

腐ってる、、、か。確かにな

だが、その状況を作ったのはお前だ。美奈崎悟!!

美奈崎悟

お前は、最初から狂っているんだ。どうせ我慢できずにまたそいつらを食い始めるだろう。

乗り越えるさ

私が狂っていても心配してくれる仲間も家族もいる。それだけでお腹いっぱいだよ

美奈崎悟

チッ

今からそっちへ行く。首を長くして待ってな。

美奈崎悟!!

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