昔昔のその昔、
大正時代にこの学校を建てたそうだ。
当初の東京都に建てられた
「東京私立牢獄中学校」。
ここは、まだ…
普通の学校と呼べるほどだった。
だが、「奴」のせいで変わった。
生徒会役員を決める…
「生徒会役員選挙」で。
河合荘 ルカ
私が当選した暁には…
と、話すのは通称『いじめっ子三姉妹』の1人、
河合荘 ルカ。
彼女はとても腹黒い子だ。
河合荘 ルカ
ほら!早くしなさいよ!
腐乱臭 ミク
ルカお姉様を困らせないでよ!
糞雑魚 マコ
そうよ!
女子1
うぅ…(泣)
と、こんなふうに、目星の着いた女の子を見つけては
自分のやりたくない仕事を押し付けたり。
そして何より、そんな彼女が当選したのは…
この学校を収める、『生徒会長』。
一体何が目的で…?
と、考えてるうちに私の妹、『井吹 メグ』が、演説を始めた。
井吹 メグ(妹)
私が当選した暁には…
省略(´・ω・`)
やっと終わった。長い演説の中、やっと投票時間になった。
芽坂 リン
お兄ちゃん!
井吹 カオル
あ、メグ。
芽坂 リン
投票、誰に入れるの?あ、『副会長』の投票、あたしに入れてよね!
井吹 カオル
それ、脅迫なんじゃ…
芽坂 リン
いいのいいの!笑
芽坂 リン
よし、書こう!
井吹 カオル
うん…
と、僕は、次々といいなと思う人に丸を着け、投票箱に投票用紙を入れてきた。
芽坂 リン
投票楽しみ!
井吹 カオル
そうだね。私も楽しみだよ。
芽坂 リン
お兄ちゃん、『私』じゃなくて、『僕』でしょ?笑
井吹 カオル
あ、ごめん…笑
と、小声で話す私達。
まだまだ自分を『僕』呼ばわりはなれないものね。
続く!







