コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
イルカのプールを出て少し歩いたところで Jpさんが立ち止まった
Jp
Na
その言葉に思わず目を瞬かせる 横を見ると Yaくんも真剣な顔で続けた
Ya
Rnさんと顔を見合わせる 彼女も驚いているのがわかった でも……胸の奥がほんのり熱くなって 思わず頬も赤くなる
Na
Rn
私とRnさんの返事に 2人の表情がパッと明るくなる Jpさんは軽く拳を握り Yaくんは少し照れたように頭をかいていた
Na
心臓がくさぐったくなるように 跳ねるのを感じながら 私は静かに息を整えた 今日の水族館は ここからが本当のお話なのかもしれない
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
Jpさんと2人でまわることになって 最初に来たのは深海魚エリア 青白い光に照らされた水槽の中で 奇妙な姿の魚や大きなカニが ゆっくりと動いていた
Jp
Jpさんは目を輝かせガラスに張り付く
Jp
Na
思わず笑みがこぼれる 普段のJpさんは みんなの前では賑やかで頼れるリーダー って感じなのに こうして夢中になってる姿は なんだかんだ可愛い
Jp
Na
次に来たのは北極圏エリア 白い氷をイメージした水槽の中を クリオネがひらひらと舞っている
Jp
Jpさんがふと横目で私を見て言う
Jp
Na
思わぬ言葉に 胸が跳ねる でもその直後 偶然目の前でクリオネが口を開き バッカルコーンを覗かせた
Na
私がそんなふうに聞き返すと Jpさんは少し考えて そしてくすっと笑った
Jp
Na
少し複雑な気持ちになって問い返すと 彼はニヤッと笑って言った
Jp
Jp
Na
お菓子が大好きな私は目の前にお菓子が あると絶対飛びつくので肯定する するとJpさんはふっと笑った
Jp
Na
顔が一気に熱くなっていく 誤魔化そうと目を逸らしたけど 視界の端に映る彼の笑顔が眩しくて 余計に胸がドキドキしてしまう
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
Jpたちと別れてから最初に来たのは イルカ以外の哺乳類がいるエリア 水槽の前でジュゴンを眺めていると Rnが口を開く
Rn
Ya
俺は思わず声を上げる 知らなかったことを知った喜びと同時に Rnが楽しそうに話してくれるのが何よりも嬉しい
そのまま次に見たのは ごまアザラシの赤ちゃん ふと目があった気がして 俺は軽く手を振ってみた すると赤ちゃんは まるで答えるように体を揺らす
Ya
調子に乗って腕をくるくる回すと 赤ちゃんも同じようにくるくるっと 体を捻った
Rn
Rn
Rnは目を輝かせ スマホを構えて俺と赤ちゃんの様子を 撮ろうとしている そのきらきらした瞳と ごまアザラシの無邪気な可愛さ ……俺は完全にやられてしまった 言われるがまま さらにポーズを変え赤ちゃんと遊び続ける
あの後俺らが次に足を運んだのは クラゲエリア 水槽のなかでふわふわ漂うクラゲたち 青白い光に照らされた空間は まるで別世界のように神秘的で 俺たちは自然に息を飲んだ
Rn
ぽつりと呟いたRnの横顔が 光に溶けるように柔らかく浮かび上がる 水槽に映った輪郭が淡く滲み 普段の可愛らしい雰囲気とは違う 思わず見とれてしまうような美しさが そこにはあった 俺は胸の奥が熱くなるのを感じながら こう返えす
Ya
Ya
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
マンボウの水槽の前で私たちは足を止めた
Na
Jp
私とJpさんはそんなことを話しながら 説明文を見ていると Jpさんが言う
Jp
Na
振り返ると彼はマンボウの真似をしていて 思わず私は吹き出してしまう
Na
Na
気づけば口からこぼれていた 横にいた彼にははっきり聞こえただろう 慌てて口を抑えるが遅く 驚いた表情のJpさんと視線がぶつかる
隠すことができないと悟り 私は胸の奥から素直な気持ちを 言葉に乗せた
Na
Na
少しの沈黙の後 Jpさんが口を開く
Jp
Jp
そう言って 彼はそっと手を差し出す
Jp
Na
差し出された手を受け取り 私たちは笑い合う
やがて少し照れたようにJpさんが呟いた
Jp
Jp
その言葉に 私は嬉しいのと同時に恥ずかしさで 顔を赤く染めた
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
次のエリアへ向かう廊下を歩いていると 途中でちょっとしたイベントコーナーに 出くわした 海の生き物の形をしたメッセージカードに "相手に1番伝えたい気持ち"を書いて渡す というものらしい
スタッフ
Rn
Ya
スタッフさんからジンベエザメの メッセージカードをもらい ペンを持って机に向かうとふと思った
Ya
俺は決意して カードに"君が好き"と書いた 書き終えて顔を上げると 隣のRnも真剣な表情で カードの向かっている
スタッフ
そうスタッフさんに声をかけられ 俺たちはカードを手にその場を後にした
少し離れたベンチに並んで腰をかける 沈黙の中でRnがほんのり頬を赤くしながら イルカのカードを差し出した
Rn
Ya
互いにカードを開く そこにはRnの丁寧な字で "あなたが好きです" と書かれていた
Ya
驚いて顔を上げると Rnも同じように目を丸くして俺を見ていた
視線がかさなる 少しの沈黙の後 同時に口を開いた
Ya
Rn
YaRn
ぴったり同じ言葉 一瞬幻聴だと思って戸惑った俺だったが 先に返事をしたのはRnだった
Rn
その言葉に胸が熱くなる にかっと笑って俺も答えた
Ya
照れ笑いを浮かべながらも 俺たちは顔を見合わせ 優しく笑った
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
あの後Rnたちは4人集まり お土産売り場に来た お土産売り場には 小さなぬいぐるみやキーホルダーが たくさん並んでいて 見ているだけでわくわくする
Jp
Jpさんが選んだのは 透き通るような小さい クリオネのキーホルダー
Jp
Na
Naさんは迷いながらもカニを手に取る それを見つめるNaさんの横顔が ほんのり照れてるように見えた
Na
Ya
そう言うとYaくんは淡い色をまとった クラゲのキーホルダーを選んだ
Ya
Rn
Rnが手に取ったのは ころんっとしたごまアザラシの キーホルダー
Rn
それぞれお気に入りを手にして 出口に向かうと Naさんと目が合い ふたりでふっと笑いあった
前を見るとJpさんとYaくんが 肩をぶつけだりふざけ合っている そんな姿にRnはまた笑ってしまう 今日の帰り道も ずっと宝物みたいに心に残る気がした
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
男子組のLAMU
Jp
Ya
その報告を受けた瞬間 次々にメッセージが飛んでくる
Ur
Ur
Mf
Dn
Sv
Sv
No
No
Jp
Ya
Hr
Hr
その時既読はつくのになかなか メッセージが送られて来ない人がいた 少しすると 泣きながらおめでとう っていうスタンプが送られてきた
Jp
Ya
Tt
Tt
Tt
Ur
Ur
Sv
Jp
Jp
Ya
Ya
Tt
LAMUの画面がスタンプと 「おめでとう」でいっぱいになり 笑い声と感動が入り交じったような 雰囲気で盛り上がった
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
女子組のLAMU
Na
Rn
メッセージを見た瞬間 私は思わず「きゃーーーっ!」と叫んで スマホをぎゅっと抱きしめた
Et
Et
Na
Na
Rn
Et
画面いっぱいにスタンプが飛び交う 私も笑顔が止まらなかった
大好きな友達が ちゃんと大好きな人と結ばれた それがこんなにも嬉しくて 胸の奥がじんわりあたたかくなる
Et
こんにちは 作者の音色です
今日は10月14日ということで
Mfくん お誕生日おめでとうございます🎉🎉🎉
今回のお話はどうでしたか? 楽しんで貰えていたらとても嬉しいです!