コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
JpとNaさん それにYaくんとRnの話を聞いて 胸の奥がふわっと温かくなるのと同時に 私もHrくんとふたりで過したいって 気持ちになった その思いに押されるように 私はHrくんの家の前まで来ていた
インターホンを鳴らすと すぐにHrくんの声が返ってくる
Hr
Hr
数秒後 玄関のドアが開くと そこに立っていたのは 完全off姿のHrくん 胸ポケットに小さな羊の刺繍が入った 白Tシャツに灰色長ズボン シンプルなのにどこが品があって 部屋着なのにやっぱり王子様みたいに 見えてしまう
Et
見とれていると Hrくんが少し顔を傾げて尋ねてきた
Hr
Et
Et
少し照れながら目線をあげて伝えると 彼の瞳が一瞬驚きに揺れて すぐ柔らかく細められる
Hr
Hrくんは優しい笑みを浮かべて 少し照れくさそうに言った
Hr
Hr
その言葉に 心臓がドキドキ高鳴る
Et
Et
Et
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
Et
玄関をくぐると Hrくんの家特有の落ち着いた香りが ふわっと鼻をくすぐった 靴を揃えて上がると Hrくんは優しくソファーを示して言う
Hr
促されるまま腰を下ろすと すぐに氷の入ったお茶が運ばれてきた
Et
そう言って両手でコップを受け取るけど 心臓はずっとなりっぱなし
Et
お茶を一口飲んで少し落ち着いた時 ふと思っていたことを口にした
Et
Hr
Et
Hr
少しだけ肩をすくめて笑うHrくん その柔らかい笑みを見た瞬間 また胸がドキッとする
Hr
Hr
そう言ってHrくんは2階の自室へと向かう 静まり返ったリビングに 自分の鼓動だけが響くような気がした
Et
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
階段の方から 足音がゆっくり近づいてくる リビングのドアが開いて さっきよりも少し整った服装のHrくんが 顔を覗かせた
Hr
そう言ってHrくんは私の隣に座る
Hr
その質問に少し考えたけれど 頭の中には特に何も思い浮かばなかった
Et
そう答えると Hrくんはふと優しく笑った
Hr
Hr
Hr
Et
驚いて固まる私に Hrくんは穏やかに微笑んだ 私は嬉しくなり聞く
Et
Hr
ドキドキとわくわくが混ざりあって 胸の奥がいっぱいになる
Et
Et
そう思うだけで自然と笑みがこぼれた
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
私たちは "KE〇P T〇LKING N〇〇ODY EXPL〇DES" という爆弾解除ゲームをすることになった Hrくんが用意をしながら 私に聞く
Hr
Et
Et
Hr
私が元気手を挙げて答えると Hrくんが笑ってコントローラーを渡す 私はコントローラーを握りしめて 画面に向き合う わくわくした気持ちでスタートする
Et
Hr
Hr
Hr
Et
Et
Et
Hr
ドカンっ!
Et
Hr
Hr
そんなやり取りを繰り返しながら 何度も爆発し 何度も笑った
Hr
Et
Hr
Hr
Et
ピロリン🎶
HrEt
思わず顔を見合わせて ぱちんとハイタッチ 少し息があっていることが嬉しくて 胸がぽかぽかする
Et
Hrくんの笑顔を見ながら そんなことをふと思った
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
そろそろお昼の時間になり お腹もすいてきた頃 静かなリビングに ぐぅぅぅ〜……と音が響いた
Et
恥ずかしさで一気に顔が熱くなる そんな私を見てHrくんはふと笑って言う
Hr
Et
Et
気になって尋ねると Hrくんは少し考えながら答える
Hr
Hr
Et
Et
思わず勢いよく言うと Hrくんは嬉しそうに笑った
Hr
Et
その笑顔が優しすぎて 胸の奥がきゅっとなる
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
キッチンに並んで立つ Hrくんは冷蔵庫の食材を見ながら提案する
Hr
Et
私はそういうと卵とボウルと箸を借りて 卵を割って軽くかき混ぜ始める Hrくんはその隣で 手際よくフライパンを動かしながら ケチャップライスを作っていた
Hr
Hr
Et
Hr
炒める音 ケチャップの香り すぐ隣で動くHrくんの気配 なんでもない作業なのに 胸がときめいて仕方なかった
ふたりで協力して出来上がった オムライスの仕上げに ケチャップをかけると 思わず声がそろう
HrEt
1口食べた瞬間 思わず笑みがこぼれた
Et
Hr
Hr
Et
Hr
ふたりで笑いながら食べる時間は ただただ幸せだった 食べ終わるとまた手を合わせる
HrEt
ふたりの声が重なり 午後の日差しが差し込む中で 優しい時間が静かなに流れていった
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
お昼の後 私たちは映画を見ることにした その映画は 雪深い町で暮らす少年と 愛犬の物語だった
画面いっぱいに広がる白銀の世界 吹雪の音 足跡のない雪原 愛犬が嵐の中姿を消す場面に 私は思わず息を飲んだ
Et
私が思い出したようにつぶやくと 彼がこちらを向く
Et
Hr
Hrくんは苦笑いを浮かべて頬をかく 恥ずかしそうに言うその姿が なんだか子どもの頃の彼に重なって 可愛いなって思った
Hr
Et
そんな他愛のないやり取りをしながら ふたりで画面に目を戻した
映画の中では 飼い主の少年が雪の中を何日も 探し続けていた 真っ白な雪の中で やっと愛犬と再開する場面 その瞬間私の目から涙が溢れた
Hr
Et
Hrくんが箱ティッシュを差し出してくれる 私は小さく答えながら甘えるように 彼の肩にもたれた
画面の中では 再会を喜ぶ少年と犬が雪の中で 抱き合っている Hrくんの手がそっと私の頭に触れた ぽんぽんと優しく撫でてくれる そのぬくもりが涙の熱と混ざって 胸の奥がじんわり温かくなった
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
映画が終わっても私はまだ泣いていた 涙が止まらなくて 頬をつたって次々とこぼれていく Hrくんが少し困ったように笑って私を見た
Hr
Et
自分でも笑えてくるくらい 感情が溢れて止まらない
Hr
そんな私を見てHrくんが小さく言った 次の瞬間彼が私の頬を優しく触れる 温かい指先が涙のあとをなぞって そっと拭ってくれた
そしてそのまま 彼の唇が私の唇に触れる
驚きで涙がピタリと止まった 頭が真っ白になって 心臓の音だけが響く
Et
Hr
Hrくんが少し照れたように笑って言う 私の顔がみるみるうちに熱くなって 私は思わず両手で顔を隠した そな向こうで彼の声が小さく響いている それが今日1番優しい音に聞こえた
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡
夕方 オフィスの廊下には 蛍光灯の白い光だけが伸びていた 社長室の前に立つと心臓が 少しだけ早く打つ 夫が隣で小さく息をついた
Et父
Et母
ドアをノックして開けると 社長は穏やかな笑顔で私たちを迎えた
社長
社長
そう言って社長は私たちを ゆっくりソファーに促した 応接室の机の上には 封筒が2つ置かれている
社長
社長の口から語られた内容に 私は夫と顔を見合わせた
社長
Et父
Et母
私たちは少し黙り込んだ "理由"も"期待"もわかる けれど頭の中では 娘の顔が離れなかった
北海道から離れた今 新しい日々を楽しんでいるEt 友達もできて恋をしている…… 少し考えていると社長が穏やかに言う
社長
社長
会釈して部屋を出ると 廊下の窓から夕暮れの街が見えた
Et母
Et父
私は小さく頷いた 遠くで笑い声のような風の音がした まるであの子がどこかで 笑っているみたいに
こんにちは 作者の音色です
今日は10/20ということで
Noさん お誕生日おめでとう ございます🎉🎉🎉
そして今回は 長くなってしまいましだが 久々のHrくんとEtさんだけの回でした
最後、何があったのか……
次回も楽しんでくれたら嬉しいです!