TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

少年少女ノ感情𓂃𓈒𓏸

一覧ページ

「少年少女ノ感情𓂃𓈒𓏸」のメインビジュアル

少年少女ノ感情𓂃𓈒𓏸

4 - 孤児少女𓂃𓈒𓏸

♥

30

2020年01月07日

シェアするシェアする
報告する

あぁ歩き疲れたな

この下駄はもうダメだ

足が紅蓮華の用に

真っ赤に染っている

あぁ

雨が降ってきた

通りすがりに貰った

真っ白な番傘を

さして行こう

どれだけ疲れても

歩き続ける

天候がどれだけ変わっても

雨が降ろうとも

風が強かろうが

どれだけ寒かろうが

暑かろうが

止まらず回り続ける

ビー玉みたいに

永遠(トワ)に歩き続けるんだ

孤児になったあの日

父が旅立ったあの日

母が倒れたあの日

思い出す度に

藍白色(アイジロイロ)が

私の頬を濡らす

こんなに切ない感情は

久しいな

通りすがりの私の事を

周りはクスクスと笑う

袴に振袖羨ましいな

私の服とは比べ物にならない

半紙のように真っ白だった

この和服は

今となっては薄汚い灰色に

変わってしまった

あぁ足が痛いな

紅蓮華の用に染まっていた足は

もっともっと染っていた

歩いてゆく道が

私の血で赤く染まって行く

血の赤さで思い出した

幼い頃によく遊んでいた

真っ赤で綺麗な鞠

あぁ懐かしいな

あの鞠でよく遊んでいたな

折り紙でよく母に折った千羽鶴

よく紙を破り父に叱られた

懐かしい襖

父母が亡くなった時

嗅いだ線香の香り

私を孤独(ヒトリ)にしないで

あぁ思い出すだけで

懐かしいな

寂しいな

あぁ

孤児少女、孤児少女

やっぱり寂しいね

人の温もりが恋しいんだ

父と母に

会いたいな

私も今からそっちに行くよ

待っててね

この作品はいかがでしたか?

30

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚