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銀さんと田辺さんの言葉で、 戦いは開始の合図を鳴らした
坂田銀時
田辺稲造
銀さんは田辺さんに木刀を打ち込んでいくが、田辺さんはどこか余裕そうだ
葛葉
どうしてっ、こんな時に限って、 私はっ、、
その時、
田辺稲造
坂田銀時
田辺さんは剣を銀さんに向けて振り下ろし、銀さんは木刀で受け止める
坂田銀時
田辺稲造
田辺稲造
田辺さんは銀さんの木刀を斬り
坂田銀時
田辺稲造
田辺さんは、銀さんの左胸に 剣を突き刺す
坂田銀時
葛葉
銀さんの胸から溢れ出る鮮血は 私の脳裏、瞼に焼きついた
葛葉
坂田銀時
葛葉
「葛葉」
葛葉
「やっと笑ったな、葛葉」
葛葉
私の悲痛な叫びは、虚しく廊下に 響き渡った
疲れた、休みたい、 身体が動かねぇ、
何の為に、俺は、、
???
、、?誰だ、、
???
信じて、、待つ、、
「いやだぁぁぁぁ!! 銀さんっ、銀さん!!」
坂田銀時
そうだ、俺は葛葉を、、
???
坂田銀時
だが、その時にはもう女いなかった
葛葉
私は大粒の涙を流しながら、 みっともなく泣いた
田辺稲造
田辺稲造
葛葉
いやだ、いやだよ、
葛葉
私はそう言い、顔を伏せた
田辺稲造
田辺稲造
その時
坂田銀時
田辺稲造
葛葉
銀さんが、立っていた 血塗れになりながらも、真っ直ぐに
坂田銀時
銀さんは折れた木刀を構え
坂田銀時
葛葉
私がそう言うと、銀さんは満足気に微笑み、男性に向き直った
坂田銀時
田辺稲造
俺は田辺に向けて駆け、 折れた木刀を田辺へ打ち込む
田辺稲造
坂田銀時
田辺稲造
田辺は木刀を押し返し、剣を打ち込んでいく
田辺稲造
そう田辺は叫び、俺は木刀で田辺の剣を受け止めていた
坂田銀時
田辺稲造
俺は田辺の腹に蹴りを入れ、 田辺を吹き飛ばす
田辺稲造
田辺は俺を睨みつけながら、 剣を構えた
坂田銀時
田辺稲造
坂田銀時
田辺と俺は構え
田辺稲造
坂田銀時
お互いの剣が、お互いの身体へと 向かっていき
やがて、勝負がついた
田辺稲造
坂田銀時
田辺はよろけ、呻き声のようなものをあげながら、葛葉の元へ向かう
田辺稲造
葛葉
田辺は葛葉の膝に縋り付き
田辺稲造
田辺稲造
田辺稲造
田辺は葛葉の縄を斬り
田辺稲造
葛葉
葛葉は田辺の頬を撫で、
葛葉
田辺稲造
田辺稲造
田辺稲造
そう言い、田辺は力尽きた
葛葉
葛葉は田辺に手を合わせた 瞬間
建物が揺れた
葛葉
突然、凄まじい揺れに襲われ、 私は倒れそうになるが
坂田銀時
葛葉
私は銀さんに受け止められ、 窓から状況を確認する
葛葉
坂田銀時
葛葉
私は銀さんに手を引かれ、 屋上へと登った
外に出ると、もう空はオレンジ色に包まれていた
坂田銀時
葛葉
私は銀さんの方に視線を向けると
坂田銀時
葛葉
坂田銀時
葛葉
私は耐えきれず、また涙を流す
坂田銀時
そう言うと銀さんは、 私の髪に何かを刺した
葛葉
坂田銀時
葛葉
確か、簪の意味は、
坂田銀時
葛葉
銀さんは私の頬を撫で
坂田銀時
葛葉
私が微笑むと、銀さんは安堵したような表情を見せ、
私達は、唇を重ね合わせようとした
その時
志村新八
新八君の声が下から聞こえた
坂田銀時
神楽
葛葉
下には、みんながいた
志村新八
坂田銀時
坂田銀時
神楽
葛葉
私がそう呟くと
坂田銀時
銀さんはそう言うと、私を横抱きにし
飛び降りた
葛葉
坂田銀時
坂田銀時
私達が泣き叫びながら 落下していき、マットに着地した
坂田銀時
神楽
坂田銀時
凛月
葛葉
長谷川泰三(マダオ)
志村新八
お妙
坂田銀時
その時、空から何かが落ちてきた
田辺稲造
坂田銀時
志村新八
凛月
葛葉
神楽
神楽は田辺の頭を地面に勢いよく打ちつける
志村新八
坂田銀時
俺は田辺の耳元に近づき
坂田銀時
志村新八
田辺稲造
志村新八
田辺稲造
こうして、なんだかんだ葛葉奪還作戦は成功という形で幕を閉じた