かか
かか
かか
1話完結
1日の始まりはいつも同じだった
pr
朝、少し重たい体を起こし、リビングに向かう
コーヒーを淹れている間必ずスマホを取る
画面にはまぜたが写っていて、ビデオメッセージが表示されていた
mz
mz
短い動画のまぜたはいつも太陽のように明るくて笑っているその声を聞くたび俺はとても胸に温かいものが広まっていた
どんな忙しい日でも、気分が沈んでいる日でもこのメッセージで俺はとても支えられていた
pr
初めてメッセージが届いた日を鮮明に覚えている
あれは俺が人生で一番落ち込んだ時期だった
まぜたは[ぷりちゃんが落ち込まないように、俺が毎日ビデオメッセージを送るから元気出してね、!笑]
とこのことからビデオメッセージの習慣を始めた
ビデオメッセージは毎日欠かさず届いた
ある日は
mz
mz
と微笑む優しい表情のまぜた
ある日には
mz
とそこにいたまぜたは[家賃払いました]と言うTシャツを着ていた
ふざけていている姿、お茶目な姿がとても愛らしかった
俺は、まぜたの日常を、まぜたの温かい存在を、このビデオメッセージを通じて毎日感じていた
それは
まるでまぜたがずっと隣りにいてくれるようなかけがえのない時間だった
そして1年記念日の日
その日も俺はいつものようにコーヒーを片手にスマホを開いた
届いていたビデオメッセージのファイル名には、普段は[おはよう!]ではなく
[最後のお話]と書かれていた
俺は、胸に冷たい予感が走った
指が震えながら、俺は再生ボタンを押した
画面の中のまぜたはいつもと違って、少し寂しそうな笑顔で、涙目になっていた
mz
その一言から、メッセージは始まった その声は優しくて、そして切ない響きを持っていた
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mz
目頭があつくなる まぜたのメッセージが続く
mz
俺の息が止まる
どうしてッと声に出そうとした瞬間
まぜたは画面の中で、俺の目を見つめるように、深く微笑んだ
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mz
mz
mz
まぜたの顔は涙がこぼれていてた、
けれど笑顔で微笑む優しい表情でこの動画は終わった
ずっとそばにいる
その言葉が胸に突き刺さっていた
メッセージの最後にあったその言葉の真の意味がすべてを物語っていた
そうだ、、っ’’まぜたは余命3週間で’’、、ッ
まぜたはあの時、俺のために最期の瞬間までメッセージを撮りためていたのだ
手からスマホが滑り落ちる
熱い涙がたくさん溢れ出てきた
pr
俺は声を出して泣いた
顔をくしゃくしゃにして床に崩れ落ちた
部屋には俺の泣き声が響いていた
しかし
その耳にはまるで空から降り注ぐように
まぜたの声が聞こえ続けていた
mz
それはいつまでも俺の心を照らす
太陽のメッセージだった
ーendー
かか
かか
かか
かか
800行くと、未来が見れるかも、?💭
コメント
5件
泣いた
(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
なんか★こっちも泣きそうに…