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それから何日か経った頃、ウミは塔のベッドで目を覚ました。
ウミが目を覚ますと、ロー、キッド、サボが傍に居た。
「「「!!!」」」
サボ
ウミ
サボ
サボが力強くウミを抱きしめる。
「「てめぇ…ソイツから離れろ! 引っ付きすぎだ!」」
ローとキッドがサボに怒鳴る。
ウミ
サボ
ウミ
サボ
4人はサニー号へ向かう。
サニー号が目に入る。
サニー号の甲板にクルー達が立っていた。
ウミはルフィの姿を見つけて声を出す。
ウミ
ウミが何かを言いかけた途端、ルフィが口を開く。
ルフィ
ウミ
ウミは先程までルフィには着いていかないと心に決めた。
だが、仲間を目の前にして"着いていかない"なんて気持ちはいつの間にか消えていた。
皆と一緒に冒険がしたい!
そう思った。
ウミ
ウミは号泣し崩れ落ちルフィに言う。
ルフィ
ルフィの声と共に一味の皆が微笑んでいる。
ウミ
ウミは声を震わせながら言う。
モブ
モブ男がウミに声をかける。
『うわ…』
ナミ
モブ
サボ
モブ
「「「!!!……」」」
ルフィ、ウミ、サボが目を見開き無言になる。
モブ
ウミ
ウミが涙を流す。
ルフィ
ウミがピクっと肩を跳ねさせる。
ウミ
ルフィ
ウミ
ルフィ
ウミは少しの間黙り込み、あの日の事を話そうと覚悟を決めた。
ウミ
ウミ
ウミ
ウミは泣きながら自身を責めた。
サボ
サボは悲しそうな顔で言う。
ルフィとウミは黙ったが、すぐにルフィが口を開く。
ルフィ
ウミ
ルフィ
ウミ
ウミはあの日の事を思い出した。
そしてルフィの言葉に目を見開き涙を流す。
ミャ〜)
ウミの足元で猫の鳴き声がし、ウミが足元を見る。
そこには、
ウミ
イシュ
海賊万博の際出会った、イシュだ。
イシュは名を呼ばれ返事をするように鳴く。
ウミ
キッド
ウミ
ウミは嬉しくなり、涙を落としながらイシュを抱きしめる。
キッド
後ろからキッドが慰めるのか貶すのか分からないような事を言う。
ウミ
イシュを強く抱きしめながら涙を流し、キッドへ言う。
イシュがウミの目元をペロリと舐める。
ウミ
ウミはイシュに向かって話す。
ウミ
イシュ
イシュが笑顔で返事をするかのように鳴く。
ルフィ
ウミ
ルフィを"お兄ちゃん"と呼びながら座り込んだまま泣く。
モブ
ウミがモブ男を見る。
モブ
ウミ
モブ
ウミ
モブ
ガーン
モブ
ローがモブ男をジーっと見つめる。
モブ
ロー
モブ
ロー
ローが軽蔑したような目でモブ男を見る。
モブ
???
ウミの後ろから2人組が歩いてくる。
そしてウミの名を呼ぶ。
ウミ
ウミが振り返るとそこにはイワンコフとドラゴンだ。
イワンコフ
ウミ
ルフィ
ルフィが『父ちゃん』と呼ぼうとした時ジンベエがルフィの口を抑える。
ドラゴン
ドラゴンは無言でウミを見つめる。
ウミ
『あああーーー!』
皆が大声を出す。
ドラゴン
ウミ
ドラゴンは少しショックを受けたように一瞬だけ顔を歪ます。
サボ
ウミ
ドラゴン
ウミ
ウミが苦笑いをする。
ドラゴン
イワンコフ
イワンコフは面白がるような笑みを向ける。
ドラゴン
イワンコフ
イワンコフが怒鳴る。
ウミ
ウミが確認するように尋ねる。
ドラゴン
ウミ
ウミは涙を流しながら嬉しそうに話す。
ルフィも同じ気持ちだと言うようにドラゴンを見る。
ウミ
ドラゴン
ドラゴンは愛おしそうにウミを見つめる。
まるで若き日の妻を見ているようだ。
妻の面影がウミにはしっかりと受け継がれていた。
ルフィが船からおり、ウミの肩をポンと叩く。
ルフィ
ルフィがニカッと笑う。
ウミ
ドラゴンが2人に距離を詰める。
「「???」」
ドラゴンがギュッと2人を抱きしめる。
「「。。。」」
2人は突然の出来事にポカンとしている。
ドラゴン
2人を抱きしめたまま、頭をポンポンと撫でる。
それから麦わらの一味に戻ったウミはサニー号と仲間達と海へ出た。