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wrwrd!軍パロ

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wrwrd!軍パロ

3 - 軍パロ 約3話分

♥

90

2021年07月19日

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……

ここはどこでしょうか

あれからどのくらいが経っているのでしょうか

お腹が空きました

喉が乾きました

どうして…

私がこんな目にあっているのでしょうか

私の友達の蛇のシロとカラスのクロが心配そうに見つめてくれています

私は2人を安心させるように掠れた声で 大丈夫だよ と言いました

数分後森の中で意識が遠のいていきました

もうあの世に行くのか。と思いました

どうして私が。とも思いました

ですがこの人生に後悔はしていません

なぜなら友達の傍で逝けるから

しかし

その友達は私を置いてどこかへ行ってしまいました

生まれた時も、死ぬ時も、ひとりぼっち

もう1人は慣れました

……… あれ

もう…死ぬのかな

こんな死に方は嫌だったな

格好悪い…

???

…?あぁ…成程。

???

この子を連れて帰ろう

???

この子を!?……はっ!
かしこまりました!!

???

少女よ!よく頑張ったな。もう大丈夫だゾ!!

イブキ

……あ

???

ん?どうした

イブキ

神さ…ま……?

???

…どちらかと言うと俺は

「悪魔」

だろう

最後まで聞けずに私は気を失ってしまいました

このままあの世に行くのでしょうか

最後に神様に会えて良かった……

イブキ

……。

私はそっと目を開けました

目に映し出されていたのは 何かの建物の天井

そして…男のような…女のような… 形の整った綺麗な顔の人

???

あ!起きた

イブキ

私はその人を見つめます

???

気分は?どう?

イブキ

私は何も言いませんでした。

しかし、その人は何も言わず優しい声で

???

まだ絶好調って訳では無いみたいやね

と優しく頭を撫でてくれました

???

こっち、来て

???

はっ!!どうか致しましたか!

???

意識取り戻したみたいだからグルッペンに報告して欲しいめぅ〜

???

かしこまりました!!

…めぅ?

いや、そんなことはどうでもいいです

どうして私は生きていたのでしょうか

どうしてこの方々はこんなに優しくしてくれるのでしょうか

何の取り柄もないのに。

???

もう大丈夫、怖いもんは何も無いで

怖い物など私にはありません

ですがこれを敢えて口に出しません

???

お、目を覚ましたんだな!!

???

この子なんや拾ってきたって子!!

???

偉い可愛い子じゃないすかぁ〜!!

???

ホンマやな〜俺興味無いけど

???

お、女の子…っ!?

???

キモイっすよ

イブキ

…??

勝手に部屋に入ってきては皆でワイワイ…ここは何処なんでしょうか?

???

んん、静粛にしたまえ!!

この人がリーダーなのでしょうか。一気に静かになりました

???

まずは食事にしようか!!空腹だろう?

私は頷きました

???

飯!?よっしゃぁ!!!

???

ロボロ、先行っとこう♡

???

あぁ、…

あのオレンジの服の小柄の方はロボロと言うのですか。覚えておきましょう

???

ではモーダスは彼女を食堂まで連れて行ってやってくれ

???

その他は先に向かっておこう!!

???

はーい

???

今日のメニューはなんやろなぁ〜!!

???

楽しみめぅ〜

???

騒ぐ事しか出来ないんすか?…

彼らは先に出ていきました

残ったのはモーダスと私だけ

モーダス

女よ。行くぞ

イブキ

………誰の事を言っているのでしょうか?

疑問に思いましたが私は大人しくついて行くことにしました

モーダス

話す事は出来ないのか?

イブキ

……。出来る

モーダス

ならどうして話さない?

イブキ

話す必要が無いから

モーダス

……変な奴だな。

イブキ

……そうですか

等と会話をしているといつの間にか食堂に着いていたみたいです

モーダス

ここが食堂だ。

イブキ

大きい…

モーダスさんがドアを開けました

すると

???

良く来てくれた!!

と大きい声が響きます。席には先程居た方達が列になって座っていました

モーダス

あんたの席は俺と隣のようだな

モーダスさんはそう言い誘導してくれました

???

モーダスよ。ご苦労であった!!

モーダス

はっ!お褒めの言葉感謝致します!!

モーダスさんはとても嬉しそうな顔をしていました

それぞれの席のテーブルの上には食事が置かれていました。

私は初めて肉を食べます

私はふと見上げました

するとみんなは優しい目でこちらを見ていました

沢山食べていいんだよ。 そう語っているような瞳でしたが気の所為かもしれません

私は食べました

???

…どう?

???

結構美味く作ったつもりやねんけど…

???

僕も作りたかったなぁ〜

???

絶対辞めて

皆がそう会話をしながら食べた所を見ていきます

するといきなり何かが混み上がってきました

涙?怒り?嬉しさ?虚しさ? いいえ、どれも違います

気持ち悪い。

そうなるともう止まりませんでした

???

?ちょ!!待って誰か受け取る物!!

???

え?

顔が見えない男がそう呟きましたが私には何も聞こえません

何も食べていなかったので胃液等が出てきました。

嘔吐です

ずっと吐き続けました。吐き続け吐き続け吐き続けそして止まりました

床に零れるのは無くなりましたがまだ吐いている感覚はあります

モーダス

落ち着け…!!落ち着け!

モーダスさんが私の吐いた物を受け止めていました。

私はやっと落ち着きました

???

モーダス!!早くその嘔吐を捨て手を洗いに行け!

優しそうな人がそう大声をあげて命令をしていました

???

何も食べていない体にいきなり物を食わす奴があるか!!…言ってなかった俺にも非があるわ……取り敢えず彼女を回復させる。皆は彼女の吐いたもんを片付けてくれるか?

???

俺の責任やから俺がするわ

???

俺もする。

???

Blessing of the earth

???

Heal wounds

そう唱えると私の身体は楽になり。気持ち悪いというのが無くなりました

イブキ

……あ、ありがと…ございます

???

喋った!!

???

そりゃあ喋るでしょうが

???

大丈夫かね?

私は頷きそして土下座をします

???

…おや。

???

そんなことはしなくていい。顔をあげたまえ

なんて優しいお方なのでしょうか

価値のない土下座だということは私も分かっています。今までそう言われ続けてきました

ですが顔をあげてと言われたのは初めてでした。

???

好きな物は何かな?

イブキ

…昆虫

???

お、おぉ…!中々面白い所突くじゃないか!!

???

おもろいんか…?

???

あ、取り敢えずこの子風呂入らせたらどうや?

???

いいっすね〜!!

???

わいチーノ監視しときますね

チーノ

なんでやねん!!

???

モーダス!大丈夫か?

モーダス

はい…大丈夫です!!

???

そうか!ならこの子を大浴場まで連れて行ってくれないか!!

モーダス

お…俺がですか!?

???

…ダメなのか?

モーダス

い、いえ!!了解しました!

モーダス

行くぞ、

イブキ

………うん

私達は食堂を後にしました

チーノ

…なーんかあの二人仲良くなってません?

???

確かにせやなぁ

???

なんか距離近いめぅ〜

???

……よし、書類纏めるか。

チーノ

何徹してるんですか!?

???

まだ三徹だゾ!!

???

まだ!?

※外にあるタイプの大浴場だお☆☆←

イブキ

きれ…い

モーダス

ここからは一人で行けるか?

イブキ

モーダスさんは入らないの…?

モーダス

な…何言ってんだ!?

モーダス

入るわけには行かないだろう!!

どうしてそんなに否定するのでしょうか

一緒に入ると楽しいと聞いたことがあったのですが

モーダス

と…取り敢えず出たら言えよ!

わかりました。と私は頷きました

モーダスは出ていきました

私は服を脱ぎそのまま入ります

とても気持ちがいいです

それにしても静かです…シロとクロは無事なのでしょうか。

と一人で月を眺めながら居ると 「ガララ」 とドアが開きました

???

お…先約居たんか、すまん…ん!?

見たことの無い顔です

女性らしい顔でしたが下がありました

???

お…おん、女ぁ!?!?

???

ちょ、出るわまっ…!

その人は思いっきり転けてしまいました

私は心配してタオルを巻き駆け寄ります

イブキ

………

私は見下ろします タオルは痣を見られるのが嫌なのでしているだけです

???

うわ…ちょ、ホンマごめ!!大丈夫やから!大丈夫!!

イブキ

あの

???

ん…??

イブキ

男ですか?

???

え、あ、せやで?

イブキ

一緒に入りましょう。

???

え!?

???

どゆ…え!?

イブキ

何か勘違いしてるでしょうけど…

私は伝えます

???

あ、あぁ…そうなん!?良かったわ…

???

んじゃ入ろうや

イブキ

はい、

私達は月を眺めながら雑談をします

???

名前なんて言うん?

イブキ

イブキです

???

俺はシャオロン

イブキ

シャオロン…さん?よろしくお願いします

シャオロン

こちらこそよろしく!新人か?

イブキ

…わからないです。金髪の男性が拾ってくれました

シャオロン

拾ってくれたって…?

私は内容を全て話しました

シャオロン

へ〜なんや貧乏やったん??

イブキ

捨てられました

シャオロン

ぶはw捨てられたとか可哀想すぎやろww

バカにしているような…そんな感じがしました。

ですが悪い人では無いと私は思いました

???

こっちチーノこうへんかった!?

ドアが開きます

私とシャオロンさんが振り返りました

目が合うとそっとまたドアを閉め、出ていきました

シャオロン

なんやったんやアイツ…

イブキ

チーノさんを探していましたね

シャオロン

アイツまたなんかしたんか〜?

イブキ

日常茶飯事なんですか?

シャオロン

いや?別にアイツ偶に隠れたりするからなぁ

チーノ

よっしゃ〜!ショッピくんから逃げれた!!

チーノさんが入ってきます

イブキ

あ…

シャオロン

うわきたきたw

チーノ

え…なんでコイツおんねん!!

イブキ

…入ってきたので、

チーノ

まぁええわ。俺と今夜過ごさん?

イブキ

良いですけど…私

イブキ

男ですよ

チーノ

え?

シャオロン

ふぁーwww女やと思ってやがんの〜w!

チーノ

え…はぁ!?!?

するとチーノさんはメガネを外し前髪をかきあげつまらなさそうに隣に浸かって来ました

チーノ

まじかぁ…

少し悲しそうな顔をしています

シャオロン

ばーかばーかw

シャオロンさんは相変わらず煽っています

チーノさんとシャオロンさんは私が男だということを黙る事にしたそうです。なんでも驚いた顔を見るのはまた後でにしたいとか

私も言ってはダメだと言われました

こういうのをしたことが無かったので私も協力する事にしました

私とチーノさん、そしてシャオロンさんの3人で風呂から出て着替えて浴場から出ました

モーダス

出たか…ってシャオロン様とチーノ様!?何故貴方達も…!

チーノ

んー?まぁ色々あってん!

シャオロン

そーそーっんじゃ広間に行こか

イブキ

……モーダスさんも行きましょう

モーダス

いや、俺は…

チーノ

モーダスも来んの〜??

シャオロン

マジで?

イブキ

……ダメなんですか…?

シャオロン

いや?ええよ!

モーダス

え、あ

チーノ

せやけどモーダスこういうの参加しようとせんからなぁ〜

モーダス

そうですね…

イブキ

……そうなんですか

モーダス

まぁ俺…行く。

シャオロン

マジ!?

チーノ

おぉ!!じゃあ一緒に行こ!!

モーダス

はっ!かしこまりました!!

きゅーけー!!

モーダスくんなんか結構出てくるんでキャラ化します!

こんな感じ!!

広場だよ(

???

モーダスも来たのか!?素晴らしい!

モーダス

勝手に来てしまい申し訳ありません!!

???

いや、良いんだ

???

そういえば君の名前を聞いてなかったね。自己紹介程度で皆に教えてくれ!!

イブキ

……

???

言わないのか?

???

グルッペン。無理に言わせたらダメだ

???

おぉ!!来たか!

マスクに赤色で…ばってん?

???

お初か。俺はひとらんらん、お前は?

イブキ

…イブキです

???

イブキと言うんだな!うん。いい名だ!

???

俺はグルッペン・フューラーよろしく頼むゾ!

???

オスマンめぅ〜イブキちゃんよろしくめぅ〜!

???

俺はゾム!!よろしくぅー!

チーノ

チーノと申します!よろしくお願いします!

???

ワイはショッピです、よろしくっす

シャオロン

俺はシャオロン!よろしく!

みんなが自己紹介をしていきました

???

…!!

???

……?

話し声が聞こえてきます

ロボロさんと…水色の方です

ロボロ

やめろって言うてんねん!!!!

バチーンッ!! という音が辺りに響きます

???

いたぁー!!!!

という悲鳴も聞こえます

私は驚きながらそれを見ていました

ロボロ

……あっ…見られてた…

大きい叫び声でしたもん。聞こえますよ

モーダス

しんぺい神様、大丈夫ですか?

水色の服の方はしんぺい神と言うそうです

しんぺい神

心配してくれるんか…

モーダス

そ、それはもう!!当たり前ですよ!

しんぺい神

優しいなぁあ…

ロボロ

ほんっまに有り得へんわ!!

しんぺい神

ちょっと身体触っただけやん〜?

ロボロ

それがありえんねんて!!

イブキ

……

イブキ

喉が痛い…クロとシロに会いたい…

グルッペン

そういえば君は白い蛇とカラスを知っているかね?

シロとクロ…!? 私は勢いよく頭を縦に振ります

グルッペン

では2人。連れてきてくれたか?

しんぺい神

バッチリ!!

ロボロ

連れてきたで!

しんぺい神さんの腕にはクロ、ロボロさんの肩にはシロがいました

私はしんぺい神さん、ロボロさん事抱き締めて友達と再会を果たしました

しんぺい神

女に抱きつかれてもなぁ〜…

ロボロ

えっあっ!?

ショッピ

ロボロさん身長ボロ負けしてるじゃないですかぁ〜w

シャオロン

チービチービww

取り敢えず私はクロとシロに会えて 話の内容が全く耳に入って来ませんでした

こうすると私は話さなくて済みます

クロ

これで話す事が楽になりました。しんぺい神さんロボロさん。他の皆さんも本当にクロとシロを探して頂きありがとうございます

全員「しゃ…喋った!?」

シロ

私達はイブキの代わりに交互に言葉を発しているのよ

クロ

クロとシロのお陰で今まで人々と会話をして生きてきました

シロ

私は言葉を話すのが上手くありません

クロ

ですから今まであまり言葉を発しなかったのです

クロとシロが言いたいことを全て言ってくれます

私はそれで大変楽に過ごせています

グルッペン

では君の能力はその…動物に会話をさせることかい?

シロ

いいえ違います

クロ

この能力はとある人が付けてくれただけ

ショッピ

じゃあイブキの能力ってなんすか?

シロ

分かりません

しんぺい神

…え?

クロ

私は能力を出したことがありません

ロボロ

え。ってことは…

ひとらんらん

無能ってことか。

グルッペン

ほう。

モーダス

え゛…っ!?

シャオロン

マジか…

チーノ

嘘やろ…

シロ

本当です。

グルッペン

決めた。イブキを仲間に入れよう!!

しんぺい神

え!?

オスマン

まじで言うとるんか!?考え直せ!!

ひとらんらん

グルッペンがそう言うなら俺は止めないが…

ショッピ

無能なんか使えないっすよ!?

グルッペン

だから面白いのでは無いか!!逆に何が優れているのか気になるだろう?俺達が育て上げて新しい能力を作り出させるのもまた___

その声を遮るように広間のテーブルを思いっきり叩いた音が響きました

バンッ!!!!と、 私とクロとシロは顔をあげて相手を見ました

オスマン

そんなの…そんなの言い訳ないやろ……!!

その顔は怒りが籠っており、優しい表情が完全に消え去っていました

オスマン

…あ、ごめん。感情に任せすぎたわ
イブキ…ちょっと着いてきてくれ

クロ

え…

私の返事など聞かずに腕を掴み広間を後にしました 私を掴んでいる手はとても力強く そして

痛かったです

……

オスマン

…なぁ

シロ

何でしょうか。

オスマン

出てってくれんか?

この作品はいかがでしたか?

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