平和を願う6人

br視点

もう、自我が保てなくなる…

体は自由に動かない

……ｯこんな風に

仲間を襲うくらいなら…

kn視点

苦しそうだ…ｯ

どうすれば、君を救えるかな…

君には苦しまないで欲しい。

幸せになって欲しい。

そう思ったのは

本心を出した君を見た日。

いつの日かの過去

今から会議だっていうのに…

ﾆｬｰ…

…猫に餌あげてる……

…たまに見せる

穏やかで優しい笑顔だ

口調も何だかいつもよりふわふわしてる

そして、誰よりも澄んでいる

のに、なぜか温かみを帯びた

青色に

俺は釘付けになってしまった。

ﾐｬｵー

なんで…

なんで、お前たち"は"

なの…？

猫たちもそうだけど、

君"も"幸せになるんだよ？

俺は…！

お前の幸せも願ってる

だから、

どうか、

苦しまないでよ…ｯ

br視点

こんなことはしたくなかった。

でも、

もう、やるしかないよね

ﾌｯ…

kn視点

ﾌｯ…

…！目が！

あの時と同じだったらまずいｯ

あれに俺らが勝てるわけがない

………え？

そしてぶるっくは

刃を高くあげ、

自分へと

貫いた。

俺はすぐさま駆け寄った。

そしてぶるっくは

息を引き取った。

それからの争いはあっという間だった。

シャークん、きりやんを先頭に

兵たちを蹴散らし、

きんときは総統を討ち取った。

こうして争いの幕は閉じた。

1人の存在を犠牲に。

平和になった世界。

そこに君だけがいない。

君は、俺の生きる意味だった。

でも、今は

君の願いが生きる意味だよ。

今はそこに向かって走っていく。

なぜかって？

その先に

君がいる気がするからだよ。

だから俺は終焉に向かって走る。

その声を風は優しく包み込んだ。

bad end『終焉』

以上で完結となります！！

見ていただいてありがとうございました！

次回作何にしようかな…