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1件
やばい...めっちゃ感動する... 続き楽しみにしてます!
エル
エル
トト
トト
トト
エル
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トト
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エル
トト
トト
トト
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トト
トト
エル
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トト
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トト
トト
エル
エル
トト
トト
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トト
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トト
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トト
トト
トト
エル
エル
エル
エル
エル
エル
トト
エル
トト
エル
トト
エル
〜小さなダンボ〜
ホームルーム中、先生がグダグダ喋っている中、
〇〇
あれ、、
ちょっとまって、、
なんで、、
〇〇
窓側の席に目がいった。
え、ちょっとまってよ、、
なんでベージュパーカー野郎が私のクラスにいるわけ?!
昨日先輩の奢りを断ってさっさと帰ったやつ。
え、、もしかして同じクラスだったの?
全然全くもって全然気づかなかった。
〇〇
ジョングク
やば、、
目あっちゃったよ、、
廊下側と窓側の席だよ?
一直線で目合うことなんてある?
きっとあれなんだろうな、
昨日ユンギ先輩にあんなこと言ったから、
それであれでしょ?
ユンギ先輩がベージュパーカーに言ったんだ。
俺あいつに負けないみたいなこと言われた〜って
だってベージュパーカーとユンギ先輩はなんか仲良さそうだし。
えぇいいですよ。嫌われたって。
ただ私はあの先輩を許さない。
絶対見返してやる。
えーっとそのプリントに書いてある通り、5月には全学年で行う球技大会があります。
あ、プリント配られてたんだ。てか先生喋っていたのね。
ごめんなさい。今自分とあの先輩で戦ってたんです。
球技大会はサッカー、バレー、ベースボール、バスケの4つの種目をやります。
男女別れて試合を行います。
1人必ず1種目出てください。
今からアンケートを配るので、自分がやりたい種目を1つ丸で囲ってください。
球技大会か、、
中学の時にはなかったからちょっと楽しみだな。
当たり前だけど私はバスケをやりたい。
それはあのベージュパーカーもそう思ってんだろうなぁ、、。
きっと先輩方も球技大会はバスケやるでしょ。
アンケートの結果、私はバスケをやることになった。
そのあとの授業が全部終わって部活行こうとしたら、
〇〇
エル
〇〇
〇〇
〇〇
エル
〇〇
エル
エル
〇〇
エル
エル
〇〇
エル
エル
エル
〇〇
そこに
エル
エル
エル
トト
エル先輩のお友達であるトト先輩が前からやってきた。
エル
トト
トト
トト
エル
トト
トト
エル
エル
エル
トト
確かトト先輩は女バスで私と同じポジションだったんだっけ、、?
エル
エル
トト
トト
トト
トト
〇〇
〇〇
〇〇
エル
トト
〇〇
私的には嫌なんだけどね、、。
名付け親がね。よりによってあの人だから。
エル
トト
トト
トト
トト
笑って行ってしまったけど
なんか作り笑いに感じたのは私だけ?
エル
先輩もちょっと悲しそうだし、、
〇〇
声かけたら深いため息ついちゃったし
エル
エル
〇〇
エル
〇〇
〇〇
イル
エル
〇〇
バンビ
バンビ
ついに竜驤高校女子バスケ部戦用のジャージが届いた。
黒いパーカーで見た目もかっこよかった。
〇〇
私は部室に入って速攻着替えた。
ボミ
ボミ
〇〇
イル
イル
エル
女バスのみんなで一列に並んで写真を撮った。
女バスにとってこれは恒例行事の1つらしい。
これで本格的に竜驤高校の女子バスケ部!
イル
よーし休憩。
イル
イル
ボミ
ボミ
バンビ
先輩方はかなりお疲れ気味。
顧問が用意する部活のメニューはかなりハード。
とにかく走って走って走りまくる。
打って打って打ちまくる。
休憩がやっと入った時は魂が抜けるかと思う解放感。
みんな水をガバガバ飲んで、なくなったら急いで水を汲んでまた飲む。
私もその1人。
一気に水を飲んですぐボールを触る。
そして1人でシュート練をする。
エル
エル
〇〇
〇〇
イル
〇〇
バンビ
〇〇
ボミ
イル
イル
〇〇
エル
イル
イル
イル
イル
バンビ
バンビ
ボミ
エル
イル
イル
イル
〇〇
いつまで休憩してんだお前らー
バンビ
バンビ
バンビ
嘘丸わかり。
バンビ
下校時間。
イル
ボミ
イル
エル
〇〇
バンビ
イル
イル
ボミ
イル
イル
バンビ
エル
ボミ
イル
〇〇
〇〇
バンビ
バンビ
〇〇
エル
バンビ
〇〇
イル
イル
〇〇
〇〇
ボミ
〇〇
〇〇
エル
イル
イル
〇〇
先輩たちには先に帰ってもらって私は体育館をモップがけをした。
全部終わらせて帰ろうと外出たら
テヒョン
テヒョン
〇〇
〇〇
ジョングク
ナムジュン
ナムジュン
ナムジュン
〇〇
〇〇
ジミン
〇〇
〇〇
テヒョン
〇〇
これさっきも聞いたセリフだな。
〇〇
ナムジュン
ジミン
ナムジュン
〇〇
私が寄る場所っていうのは
どこにでもありそうな白いマンション。
都会なんかよりかは全然低いけど、ここら辺だったら大きい方なのかな。
実はそのマンションはお墓なんだ。
週一でお参りする習慣でそれが今日。
エレベーターに乗って5階に行く。
降りて右に曲がると遺骨がズラーとガラス越しに並んでいる。
その中で1番奥にあるのがキム・ウヌのお墓。
私のお兄ちゃんのお墓。
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
遺骨の前で1人で喋ってる変な人だと思うでしょ(笑)
でもやっぱ喋りたくなっちゃうもんなんだよ。
〇〇
〇〇
私が鞄から出したのは竜驤高校女子バスケ部のジャージ。
〇〇
〇〇
〇〇
ジャージを広げて見せた。
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
写真に写ってるお兄ちゃんはニカっと笑ってるんだよね。
〇〇
〇〇
〇〇
本当にこんな感じ。
周りにお参り来てる人には惹かれることある(笑)
近所の遺骨にもうるさいなぁって思われてるんじゃないかな。
そうだったらごめんなさい。
まぁその後もずーっと喋り続けた。
クラスのことや部活の先輩方の話や
あとあのことも。
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
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〇〇
〇〇
〇〇
気付いたらもう21:00すぎだった。
ここに来るとずっと喋っちゃって時間もあっという間なんだ。
〇〇
〇〇
〇〇
気づけばガラスに手を触れた。
〇〇
〇〇
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〇〇
〇〇
私はまたエレベーターに乗ってお兄ちゃんのことを考えながら家に帰ることにした。
ユンギ
お爺様の遺骨は3階から5階に移動させていただきました。
ユンギ
俺はエレベーターで5階に行った。
エレベーターから降りると右側の方から誰かがずっと喋っていたんだ。
こんな静かなところでマナーも守れないのかよって思って見に行ったら、
〇〇
〇〇
ユンギ
な、なんであいつがこんなところにいるんだよ、、
しかも友達とか誰かと喋っているのかと思ったら、
あいつはガラス越しに向かって1人で喋っていた。
俺はバレないよに見ていたけど、
1人で喋っているのに、すごく楽しそうだった。
〇〇
〇〇
〇〇
ユンギ
兄貴と喋ってる、、?
あいつ幽霊見えるのか?
いやそんなことないだろ。
幼稚なだけなのか、、?
俺は爺ちゃんのお参りを終えた後もずーっと声が聞こえていて、
相当兄貴のことが好きなんだなーって思った。
やっぱ最初会った時から感じてたけど、
変わったやつだよな、、。
俺はエレベーターに乗ってそう思いながら家に帰っていった。
〇〇
母
また酒飲んでソファーにべっとりだよ。
〇〇
母
母
母
机には缶ビールが何本もあって、
食べていたものも置きっぱだし、
悲惨なことになってる。
こういうのはもう慣れたはずなんだけどね。
母
母
母
母
〇〇
また言ってきた。
母
母
〇〇
〇〇
〇〇
母が酔っている時はいつもそう言うんだ。
嫌ってほどにね。
母
〇〇
母
母
〇〇
〇〇
母
母
〇〇
〇〇
母
〇〇
母
母
母
母
母
こうやって言われるともう苦しんだ。
お兄ちゃんが死ぬ光景がフラッシュバックしてくるから。
もう泣かないって決めたから歯を食いしばって目を瞑った。
しばらくしてやっと落ち着いた母。
母
母
〇〇
〇〇
母
母
〇〇
〇〇
そう言って母はよろけながら部屋に入って寝た。
後片付けは全部私の仕事。
大丈夫。いつものことだし。
また明日になればバスケができるんだ。
私にとってただそれが生きがいだから。
これくらい平気なんだ。
〇〇
〇〇
〇〇
お兄ちゃんの口癖を声に出して言ってみた。
気が楽になるおまじない。