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信じてほしかった。

10 - 第9話 正解と間違いの狭間で

♥

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2024年04月12日

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ピコン、ピコン、ピコン

通知の音が立て続けに鳴る

無名1 『ほとけ炎上してね?やばすぎw』

無名5 『いれいす終わってんな』

無名8 『ほとけ、脱退した方が良くない?』

H.

ッ……

つぎつぎに来るアンチコメ

思わず、耳を塞ぐ

でも、通知の音は絶え間なく鳴る

いれいすが活動休止を発表してから

アンチコメが増した

H.

はッ……は、

短く、浅い呼吸を繰り返す

H.

なんで……、どうしてッ僕は

H.

何もやってないのに

視界が涙で滲んでいく

希望なんて、もうどこにもなかった

これ以上、アンチコメをみたくなくて

スマホを投げつけようとした時

不意に今日の日にちが目に入る

H.

あっ……、

H.

明日、、初兎ちゃんの誕生日だ……、

僕の唯一の相方。

どんな時も一緒にいて、双子なんて呼ばれたりして……

H.

あの頃に戻りたいな……、

叶う訳のない、夢を見る

君は僕のことを、信じてはくれない

だから君の隣を歩くことは、もう出来ない

でも、せめて誕生日くらいは祝わせて欲しい

H.

誕プレ、買ってこよう……

そうして、久しぶりに僕は部屋を出た

シェアハウスの近くにある、アクセサリー店に入る

少し、見て回っていたら

紫色の飾りが着いたネックレスを見つけた

H.

これ、いいかも……?

紫色に輝くネックレスは

優しくて、明るい君はとてもピッタリだと思った

そしてそのネックレスを手に取り

会計をして、僕は店を出た

お店から出れば、もう外は真っ暗だった

H.

やばっ、はやく帰んなきゃ

焦って、小走りになってから気がつく

H.

いや、帰りが遅くなっても、もう……

H.

僕のことを心配する人はいないんだった、

そう思って、歩を緩めた時

急に僕の口元が何かの布で塞がれた

H.

ん、んーーーー!

僕の必死の抵抗に、相手はビクともしない

そのまま、無理やり僕は路地に連れてかれる

❓❓

ふふっ君はほとけくんだよね?

相手は僕の腕を押さえつけながら、話しかける

相手は真っ黒なパーカーを着ていた

顔はフードを被ってるせいで分からなかった

H.

だったらなんですか?

僕はそいつを睨みつけながら、答えた

それでも、相手は飄々とした顔で質問を続ける

❓❓

これ、なんだと思う?

そう言って、1枚の紙を僕の前に突きつけた

H.

……え、

そこにはメンバーの個人情報がずらずらと書き込まれていた

なんでこいつがメンバーの情報を知ってるんだ……?

❓❓

ふふっ、それともう1つ
君にいいことを教えてあげる

とても愉しそうな声で相手は話す

❓❓

君の乗っ取りの件、
僕が犯人だよ

H.

は……?

意味が分からない、こいつは何がしたいんだ

困惑する僕を、お構い無しに相手は続ける

❓❓

ねぇ、ほとけくんメンバーに_____てよ

相手が意味のわからない提案をしてきた、だから

H.

そんなことする訳……

そう、相手からの提案を断ろうとした時

強引に首を絞められた

H.

あ"...うッ

❓❓

ふぅん、君のその決断で
メンバーが傷つけられても?

そう言いながら、相手は首を絞める手を強めた

H.

う"ッ、……はッ...

苦しいッ……息が吸えない

❓❓

賢い君なら、わかってくれると思ったのにな

❓❓

もう、どうなっても知らないから

そこで、僕の意識は途絶えた

最後に見えた相手の顔は、

とても不愉快そうに歪められていた

リリン

普通に投稿サボってました!!すみません💦

リリン

いつもの2倍の文字数書いたから許して((

リリン

じゃあ、また次回の投稿で.ᐟ‪

𝐧𝐞𝐱𝐭…♡800

信じてほしかった。

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コメント

33

ユーザー

心が痛くなる〜神作あざます!

ユーザー

何しろって言ったん?まぁそれはともかく、即決でいやって言ったり誕プレ買いに行ったりこんな状況でもメンバー思ってるのが好き

ユーザー
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