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★シリーズ(◍•ᴗ•◍) 1話完結型を 思いつくまま不定期更新
■ねこミラクル■ エル(飼い主)✕兎(元にゃん)
〈 魔法使い 〉
えるくんはいつも、しごとがいそがしいのにりょうりやそうじせんたくまでちゃんとやっている。
だからちょっとでもちからになりたくて、いろいろてつだってはみるものの··· なにひとつじょうずにできない、だめなおれ。
おとといは、せんざいをいれわすれてせんたくきをまわした。
えるくんはわらってあたまをなでて、あらいなおしてくれた。
きのうはおさらをあらっていたら、おとしてわってしまった。
けがせんかったか?って、えるくんによけいなしんぱいをかけた。
きょうはおつかいでかってきたたまごが、だいじにもってかえったはずなのにいっこひびがはいっていた。
もっとだいじにもってかえらなくちゃだめだったんだ。
L「なな~?」 ナナ「······」
L「なにしょんぼりしとるんや?」 ナナ「······ごめんなさい」
L「なんや玉子か?大丈夫やで気にしんとき」 ナナ「そうじゃないよ、···いやそうなんだけど、そうじゃなくって···」
L「まあお昼を食べておなか一杯になれば元気でるわ」
ナナ「ゆでたまごするっていってたのに···」 L「そんなん他の玉子使えばええんよ、ほらデザートにみかんの缶詰もつけちゃうで?」
ナナ「やった!みかんのかんづめだいすきだ!」 L「お、元気でたなw」
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L「なな、目玉焼きできたで~」 ナナ「わー!これならひびもきにならない!えるくんすごいなあ!」 L「アハハ、恐縮ですw」
えるくんのてにかかると、なんでもなんとかなっちゃう。 まほうつかいなのかなっておもうくらい。
もしも、 もしもおれがまほうをつかえたなら···
もっとなんでもちゃんとできて、えるくんのやくにたてるようになりたい。
そういったらえるくんは、ななのほうがまほうつかいやでって。
ななにはずーっと、とびきりのまほうをかけられっぱなしなんやでってわらった。
おれはそんなのぜんぜんしらなかったし、ちっともわかんない。
でもえるくんはなんだかうれしそうで、そんなえるくんにあたまをなでられるおれはすごくしあわせで。
だから、しあわせでいっぱいのいちにちにするために、じょうずにできることをたくさんふやしていこうってまいにちおもってる。
L「ななは上手にできることが今日までにたくさん増えとるよ」 ナナ「え、そうなんだ?そんなきがしないけど···」
L「大丈夫、俺はちゃんとわかっとる」 ナナ「そっかー!よーしやるきでた!」
まほうって、じつはかみさまがこっそりかけてくれてるもの···なのかもしれないなー。
そうだ、だったらかみさま。
どうか『せんざいいれわすれてるよー』っておしえてくれるせんたくきもつくってください。
がんばるので、おねがいします。
END ひらがなばっかスミマセン!