この作品はいかがでしたか?
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寛容看取書記日記 第四話
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鬱「この頃ぺいんとさん、らっだぁさんへ行きますね」
近「…そうですね。まぁ、今週か来週の始めには戻ると思いますよ」
鬱「……近海さん、我々国もなにかできることあればやるんで、無理しないでくださいな」
近「大丈夫です。頼るつもりなので」
鬱「…ふ、それなら良かったですわ」
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ただ俺は彼の隣で 座って見て考えるだけ
彼は起きてるはずなのに 俺の事など意識無い
目の前にある物さえ 何とも感じてない
ただ眼を暗くして いつまでもぼーっとしてる
いつも優しくて元気な彼なら 寂しいという思いは 湧きやすいものなのだろうか
きっとそうだろう
俺だけじゃないって信じるよ
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とも「…ぺんちゃん久しぶり」
ぺ「…え…ともさん?」
とも「うん」
とも「1ヶ月ぶりだね、」
とも「大変だったよね?大丈夫だった?」
ぺ「…ッ」
とも「……ねぇ今らっだぁさんはどうなってるの?」
ぺ「…それが」
ショ「……現状については我々が話します。此方へ来て下さい。」
とも「…ぺんちゃんごめん、」
ぺ「大丈夫」
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チ「なぁぺんさん、最近歩けてきてますし、久しぶりに一緒に晩御飯でもどうですか?」
チ「…それに、質問がある…から」
ぺ「…わかった」
ぺ「…ともさんていつ来たの?」
チ「ついさっきだよ、他のあかがみんの人も居る」
ぺ「そっか」
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とも「…ね、ぺんちゃん」
ぺ「なに?」
とも「質問していい?」
ぺ「……いいよ」
とも「3つ質問するね」
とも「なんで化け物になった?」
とも「何故記憶が消えた?」
とも「どうして、彼の元へ行こうとした?」
ぺ「…あの時は自分が狂ってた…らっだぁに会いたくて、化け物になって潜入しようとしてた」
ぺ「……記憶は分からないかな、副作用かどっかで落ちたんじゃないかな…」
とも「……そう、」
とも「……ねぇぺんちゃんは総統でしょ?ちゃんとしてよ、下手したら死んでたかもしれないのに」
とも「らっでぃをいくら助けたいからって下手に出ないで、本人だってそんなの望んでない」
とも「望む訳が無い、彼ならば」
とも「それに化け物なんて…ほら、この薬あげる、人間に戻る薬」
とも「1ヶ月間の間、ソーラさんやしにー以外にも手伝ってもらって作ったやつ」
ぺ「……要らない」
ぺ「…1ヶ月間も掛けて作った事に対しては本当に申し訳ないけど飲む気は無い、俺は化け物のままでいる」
とも「ッ、バカ言わないで、らっだぁさんだって、化け物が総統になるなんて世間じゃ大問題なんだよ?」
とも「ねぇぺんちゃん、やめてよ、心配させないで、頼むから」
ぺ「それに対しては悪いって思ってるよ…でも嫌だ、俺は…」
とも「なんで嫌なの」
ぺ「…わかんないけど…らっだぁと同じで居たい……」
とも「ねぇ…曖昧で質問に返答しないでよ」
ぺ「…ッ」
バ「…ともさん、1回落ち着こう、こっちに来て」
とも「……ごめんバステンさん」
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クロ「……ね、ぺいんと」
クロ「次は同じようなこと二度としないで、お願い」
クロ「親友だけじゃなくて、仲間も見てよ…」
クロ「俺らだって、ぺいんとがらっだぁさんを思うように心配なんだよ…」
ぺ「ッ……ごめん…」
ショ「……ぺいんとさん、今は休みましょう、」
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ぺ「…ごめんショッピくん」
ショ「大丈夫です。」
ぺ「……なんか俺も、」
ぺ「よく分からなくなってきちゃって…ッ」
ぺ「自分のことも…どうすれば良いのか分からないよ…ッ」
ぺ「ただ苦しくて辛くて…悔しくて……」
ショ「……それが本音ですか?」
ぺ「……うん」
ショ「……まだ辛いなら唯一俺だけに話せた俺に話してください。」
ショ「でも、きっと」
ショ「俺に話す前には楽になってるはずですよ」
ぺ「…ありがとう、ショッピくん」
ぺ「……ちょっと、救われた」
ショ「…少しでも救われたのならば俺にとって光栄です」
ショ「俺たち我々だはね、少しでも役に立ちたくて今頑張ってるんです」
ショ「だから俺もすっごく嬉しい」
ショ「ありがとう」
ぺ「…ふ」
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寛容看取書記日記 第四話
終
コメント
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sypくんやちゃちぃ.....(つД`)ノさすショピやぁ...(?)
あかがみんもきちゃ?! ぺんちゃん、話せば楽になるぞ…(^q^)
らっでぃ今顔が死んどるのか