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返信遅れてすみません!! めちゃくちゃ好きです!!!(突然) もう、好きッッッッッ(語彙力散歩中☆)
すっげえゴチャゴチャしてきたぞ……😔😔 気づいたらメメみんなで結婚してそう。(適当)
とある日の部活終わり、はるてぃーは諸事情(イベラン)で先に帰り 副部長の俺と何も関係ないたくぱんが残って後片付けをしていた
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本来すぐ帰るはずだったたくぱんを長居させるわけにはいかないと思い 俺はなるべく早く終わらせようと後片付けに勤しんだ。
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「そしてうたとはるてぃーの仕事が増える…」とたくぱんが同情の苦笑いを浮かべる
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早く帰ってしまおうと鞄を肩にかけ 扉に近づく俺をたくぱんが急いで呼び止めた
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こてんと首を傾げ 何時もの癖で顎に手を添え、「うーん」と考え込む俺にたくぱんはまたもや苦笑した
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はっとして俺が目を開くと俺の目と鼻の先にたくぱんが居て少しビクッとした、
コイツ、たまに足音なくるんだよな…
そんなことを考えている俺にたくぱんは少し声を抑えながら「…行きたいところ、あるんだけど。」と提案してきた
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向かったのは隣町の小さな地方の祭り会場だった。
だが動機が「山田とこむぎも行くから 、」という まあ良くも悪くも彼らしい理由で 俺の期待は打ち砕かれた
……うん?その前にどこでそんな情報を───
はっとしてたくぱんの方を見ると口をきゅっとして俺の方をずっと見つめている、
も、もしかして顔に出てたか…??
取り敢えずこの気まずい雰囲気をどうにかしようと俺は──
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はい、終わったー。
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入り口から1番近くの屋台に売っていたチョコバナナを食べながらたくぱんはそう呟く
最初のうちは祭り気分で足取りも弾んでいたたくぱんだったが どうやら味が甘すぎるらしくみるみるうちに顔色が悪くなっていく
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やらかした、そう思ったがたくぱんは何の躊躇いもなく食べかけのチョコバナナを俺に差し出す
「おう…」と軽く頷き 俺はチョコバナナを受け取り、徐にそれを口に入れる
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俺の意外なコメントにたくぱんがしれっと支離滅裂なことを口に出す
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その後も黙々とチョコバナナを食べる俺をたくぱんはじっと見つめていた
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屋台の証明の所為かたくぱんの顔が少し火照っているように見えた、
秋と言えど 熱中症の可能性もあり得るし、と俺は急いで自販機で水を買って何か言いたげなたくぱんに手渡す
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たくぱんは「いいもの見れたし、」と小さく呟き、そのまま水をがぶ飲みした。
なんだ、喉 乾いてたのか。
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休憩用のベンチでペットボトルを持ちながらたくぱんは俺にそう問いかける
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時間がある、といっても30分弱だろうし…沢山は回れないけど それでもなるべく、最大限に祭りを満喫するには……
またも顎に手を添え俺は熟考する。
そんな俺を見てたくぱんは「やってしまった、」と言いたげな顔で俺を見つめる
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たくぱんに不意に手を取られ 動揺しつつも俺はたくぱんに導かれるまま人気のない森林まで走った
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しばらく走ったところでぴたりとたくぱんの足が止まる。
短距離を少し走るだけで俺は息を上げてしまった、情けないと思い たくぱんの方を見たがたくぱんもたくぱんで息を切らしているらしく それが面白くなって笑ってしまった。
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地面に膝が付きそうなほど息苦しそうなたくぱんが「あ、」と俺の方を見る
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夜の森林にも関わらず 思わず大声を上げてしまった俺は「はっ、」と手で自分の口をふさいだ
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不満げに俺がそう言い、「もう二度とこんなことするなよ、」と俺が言いかけたそのときだった、
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不意に、俺の口はたくぱんの唇によって塞がれた
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混乱で頭がいっぱいだった俺にたくぱんは「はあ、」と1つ大きなため息を吐いて俺の両肩に手を置く
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最初こそ俺より大きな声だったが最後になるにつれ段々と声が小さくなり 気付けばたくぱんの顔は真っ赤だった。
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ぐっ、と肩を掴まれ 何故か告白もされ、展開についていけなくて目をぐるぐると回している俺にたくぱんは「ごめん、」とさっきまでの熱気が一気に冷めたように呟いた
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少し困ったように俺が眉を寄せた
「好き、」と言われても「付き合え」と言われているわけでもないし 俺はどう返すべきかずっと考えていた、
小さな呻きを上げながら俺は熟考した、が そんな俺を見てたくぱんはまたもや大きなため息をつき、肩から手を離した
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たくぱんは改めてフードを被り直し 1歩身を引き、俺に頭を下げた
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言ってしまった、言われてしまった、 互いに似たようなことを考えなら予想はしていたがまさか本当に告白されるとは思っていなかった俺は顔を赤くした
とにかく何か、イエスでもノーでも保留でも。なにか言わなくては、そうじゃないとたくぱんが──
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俺が告白の返事をしようとした瞬間、その声はかき消された。
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そう、花火だったのだ。
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空を見上げ、俺が花火に見入っていると不意にたくぱんが背後から抱きついてきた。
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気付けば手も繋がれていた俺は何も言えないまま背後に居るたくぱんの顔を窮屈ながらじっと見つめた
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俺自身も窮屈だったが それはたくぱんも同じ筈だ、と勘付いた俺はぐいっ、とたくぱんのフードを引っ張って強引に口付けを落とす
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恥ずかしがりながらも無邪気に笑う俺を見てたくぱんは小さくため息を付き、俺の前髪を手でたくし上げ。──
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そのまま、額にキスをした──
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頭が真っ白な俺を見ながらたくぱんは笑った。
たくぱんは無造作に俺の前髪を元の位置に戻し、序でにくしゃっとした。
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軽く俺の頭を撫でながらたくぱんは自信有りげにそう言う。
「…それはたくぱんもでしょ、」
そういうと緊張していた俺とたくぱんの頬が綻び自然と笑みが溢れた
俺はたくぱんが山田が好きなことを知っていた、同時に俺が好きなことも今分かった。
俺も影で、というかほぼバレていると思うがはるてぃーと付き合っている。でもこの一件でたくぱんのことをもっと知りたいと思えた、
これは多分いけないこと、
たくぱんはまだ想っているだけだから良いかもだけど俺は立派な浮気だ。
…でも、それでも
幼馴染を裏切る形になっても 今の俺はたくぱんと一緒に居たかった。