トントン
……ゾム
トントン
ゾム、ありがとう
ゾム
え?何でお礼なんか言うん?
トントン
ゾムが俺らのこと思っとったんやろ?
ゾム
……怒らんの?
トントン
怒る必要ないで
コネシマ
そうそう
ゾム
……!
ゾム
だって俺みんなに迷惑かけたんやで?
鬱先生
迷惑なんかかけられた?
ロボロ
されてないよな
ゾム
え?
シャオロン
俺はゾムと居て楽しいで
エーミール
はい私も同じです
グルッペン
俺もだゾ!
ショッピ
まぁ全員そんなことおもってたんです
チーノ
ゾムさんが悩んでるなら一緒に悩みますよ
ペ神
心の傷癒してあげようか?
兄さん
俺に何か出来ることがあったらいつでも頼って良いからな?
ゾム
……!
ゾム
みんなは俺の事どお思ってる?
全員
大切な仲間
ゾム
……っ
ロボロ
ゾム、自分の事大事にしぃや?
シャオロン
ゾムは直ぐ『俺のせいや』って思い込むからな~
ショッピ
今は先輩っていうのは忘れましょう?
コネシマ
泣きたい時に泣きゃええ
ゾム
……グスッ
俺は今まで何を不安がっていたんだろうか? 優しく頭を撫でてくれる 優しい声で慰めてくれる そんな大切な仲間 守るべき大切な仲間 俺はここに居て本当に良かったって思う だからこそ守る 失った物はもう二度と戻らないから 誰も死なせたくないから 誰も苦しい思いはさせたくないから 誰も辛い思いはさせたくないから 死ぬ気で守る 守ることができないなら 戦え 戦って敵から皆を守る それが俺の仕事だから
トントン
……
コネシマ
トントンどおしたん?
トントン
ゾムの事が気になって
トントン
心配で
コネシマ
……そうか
コネシマ
俺もゾムの事心配やわ
コネシマ
だってアイツ俺らのことしか考えてへん自分の事は考えん
コネシマ
一人で危ないことをしようとする
コネシマ
そんなゾムを見捨てることは出来ん
トントン
そうやな
鬱先生
トントンシッマ!
コネシマ
どうした大先生?!
鬱先生
いや~ゾムの事が気になって
ロボロ
俺も
シャオロン
ゾムは~?
エーミール
体が癒される紅茶持ってきたんですけど
グルッペン
俺も来たゾ!
ショッピ
ワイもゾムさんの事が心配で様子見に来ました
ペ神
癒しに来た~
兄さん
俺はゾムと話をしに…
チーノ
悩み事を聞きに来ました~
トントン
全員やないかい!?
コネシマ
それぐらいゾムの事ほっけへんねん
シャオロン
ゾムって自室居る?
トントン
多分寝てると思うで
ショッピ
じゃあ静かに入りましょうか
ゆっくりと扉を開ける
眠っているゾムの姿
鬱先生
寝てるな(小声)
ショッピ
起こさないようにしてくださいね(小声)
ガタッ
ゾム
……ん
トントン
あっごめんな起こしたな
ゾム
別にええんやけど
ゾム
何しに来たん?
コネシマ
ゾムの事が気になったから
ロボロ
ちょっとな心配やったんよ
ゾム
そうやったん?
ゾム
……そか
シャオロン
なぁなぁゾム
ゾム
何?
シャオロン
悩んでることある?
チーノ
悩み事があるなら一緒に悩みます
ゾム
もう無くなったわ
ゾム
お前らのおかげで……
エーミール
これ凄く体が癒される紅茶なんですよ
ゾム
ありがとう
ゾム
……ほんまにありがとうな
また泣き出してしまった
こんなに泣いたの初めてな気がする 泣き止まない俺を皆は優しく背中を擦ってくれる 優しくて暖かくて明るくてだからこそ 守りたい この笑顔を皆を
全員
ゾム/さん/お疲れ様/です