放課後
僕はひとりで家へ帰る
白兎(はくと)
白兎(はくと)
優人(ゆうと)
白兎(はくと)
彼は僕の1つ年下の弟の優人だ
彼はスポーツや勉強 なんでも出来てしまう天才だ
夕食時
僕は席についてご飯を家族と食べる
すると...母親が口を開く
母親
母親
返ってきたらしいわね。
母親
白兎(はくと)
なんで知っているんだ...
優人(ゆうと)
白兎(はくと)
父親はさっきまでは真剣に僕の話を聞いてご飯を食べていたが僕の点数を聞いて興味をなくしたように目を逸らす
母親
母親
出た。
もう何百回も聞いたこの言葉。
この後のパターンはだいたい決まっている
母親
母親
母親
母さんが優人のことを褒めちぎって
父親
父親
父さんが優人を褒めちぎって
優人(ゆうと)
優人(ゆうと)
優人(ゆうと)
優人(ゆうと)
優人(ゆうと)
弟に庇われる
母親
母親
母親
父親
父親
優人(ゆうと)
優人が語気を強めて言うと両親は黙る
白兎(はくと)
優人(ゆうと)
白兎(はくと)
夕食を食べ終わり、部屋へ向かう
すると、風呂へ向かっている優人と 鉢合わせる
優人(ゆうと)
もちろん。風呂はいつも優人が先だ。
優人(ゆうと)
白兎(はくと)
優人(ゆうと)
白兎(はくと)
白兎(はくと)
優人(ゆうと)
優人(ゆうと)
優人(ゆうと)
優人(ゆうと)
優人(ゆうと)
優人(ゆうと)
白兎(はくと)
白兎(はくと)
優人(ゆうと)
僕はそのまま部屋へ向かう
はぁ...
せっかく優人が励ましてくれているのに
なんて最低な兄なんだ...
優人(ゆうと)
未来
未来