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記憶の隅に。(完結)

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記憶の隅に。(完結)

2 - 記憶の隅に。2

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2022年03月15日

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12番

勝手に喋ってしまった

今日この一日はここにずっといないといけない

飯は抜きだな

12番

スー…

深呼吸をして眠りにつく

空腹を減らすために

トントン

A国におった12番って呼ばれてるやつは

トントン

ゾムやと思うんやけど

鬱先生

声もバリにとったで

ロボロ

ていうことは急にいなくなったゾムはA国にいるんか?

トントン

おそらくそうやろうな

ショッピ

A国に攻めに行きますか?

グルッペン

いや、もしかしたらゾム自身が自分で行った可能性もある

グルッペン

証拠が集まるまではやめておこう

シャオロン

ゾムが自分でA国に行くわけないやろ!

グルッペン

あくまで「可能性」の話だ

チーノ

どうしますか?

コネシマ

証拠が集まるまでは待つしかないな

エーミール

大丈夫かな…

パリーン!

鬱先生

窓ガラスが割れる音がした

全員が音が鳴った方向に視線を向けた

そこには

???

黒いパーカーの誰かがいた

トントン

誰や!?

鬱先生

泣いてる…?

???

パクパクと口を動かしている

何かを喋っているような

???

…!

そいつは少し安心したような顔をすると

そのまま割った窓から帰ろうとしていた

ショッピ

待って下さ…

???

…!

ショッピがそいつの腕をつかもうとすると

腕が透けてつかめなかった

そのまま走って森の中に行ってしまった

ロボロ

霊的な何かか?

エーミール

窓を割っていたので多分それはないと思います

コネシマ

何なんやろ…

記憶の隅に。(完結)

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