【理科準備室】
八尋 優美
「よぉ!」
土籠
「……なにしに来た。」
八尋 優美
「あ〜、光さん
待ってるのよ。」
待ってるのよ。」
土籠
「ここに来るのか?
あと敬語使え」
あと敬語使え」
八尋 優美
「え〜、はい」
土籠
「理科準備室を人の
待ち合わせ場所に
するなよ…。」
待ち合わせ場所に
するなよ…。」
八尋 優美
「ボソッ)
…そーゆー訳じゃ
ないけどね〜」
…そーゆー訳じゃ
ないけどね〜」
土籠
「でも、どうして
待ってるんだ?」
待ってるんだ?」
八尋 優美
「話したいことが
あったから!」
あったから!」
土籠
「内容は?」
八尋 優美
「___…ッ」
八尋 優美
「…お姉ちゃんの
未来……。」
未来……。」
土籠
「………ッ。」
土籠
「そうか。」
土籠
「……__聞いて
悪かった。」
悪かった。」
〜数分後〜
源 光
「クモヤロウ!!
ここか?!?!」
ここか?!?!」
八尋 優美
「ここだよ〜」
源 光
「えっ、優美さん?
どうしてここに?」
どうしてここに?」
土籠
「おい、待ち合わせ
してるんじゃなかった
のk…」
してるんじゃなかった
のk…」
八尋 優美
「土籠うるさい、
一旦黙れ」
一旦黙れ」
土籠
「おい。( ・᷄ὢ・᷅ )」
八尋 優美
「ところで、光さん、
土籠に用でもあるの?」
土籠に用でもあるの?」
土籠
「おい、『先生』
つけろよ。( ・᷄ὢ・᷅ )」
つけろよ。( ・᷄ὢ・᷅ )」
源 光
「あ〜……」
源 光
「実はクモヤロウに
お願いがあって…」
お願いがあって…」
土籠
「おい、『クモヤロウ』
呼ばわりするな。
( ・᷄ὢ・᷅ )」
呼ばわりするな。
( ・᷄ὢ・᷅ )」
源 光
「それで、食いもん
でもやれば話聞いて
くれるかなって…」
でもやれば話聞いて
くれるかなって…」
土籠
「は??」
八尋 優美
「『食いもん』??」
源 光
「ほら」
虫かごに入った大量の 虫を見せる
八尋 優美
「カッ………。(石化)」
源 光
「あれ、優美さん?」
八尋 優美
「うぉおぉえ……、
吐きそう………。」
吐きそう………。」
優美は虫が大の苦手です。
源 光
「えっ?!」
土籠
「…おい、俺虫
食わねえぞ」
食わねえぞ」
源 光
「え、でも書庫で
蝶食べてたじゃ
ねぇか!!」
蝶食べてたじゃ
ねぇか!!」
土籠
「あれは厳密に虫
じゃねぇんだよ!!」
じゃねぇんだよ!!」
源 光
「そーなのか?!」
ガチャ
八尋 寧々
「失礼します…」
八尋 優美
「あ!お姉ちゃん!」
八尋 寧々
「あ、優美!もう、
どこ行ってたの〜?」
どこ行ってたの〜?」
八尋 優美
「あはは〜、ところで
理科準備室になんの用?」
理科準備室になんの用?」
八尋 寧々
「あぁ!それがね、
実は今、花子くんを
探してるの!」
実は今、花子くんを
探してるの!」
八尋 優美
「…7番?あぁ、7番
ならここに来る途中、
園芸に行ってた気が
する。」
ならここに来る途中、
園芸に行ってた気が
する。」
八尋 寧々
「園芸?私の部活の
ところの?」
ところの?」
八尋 優美
「そーそー」
八尋 寧々
「そうなんだ。
ありがとう!」
ありがとう!」
ガチャ
源 光
「……あ…。」
八尋 優美
「…………。」
土籠
「……頼みって、
本を見せることか?」
本を見せることか?」
源 光
「なんでわかった
んだ?!」
んだ?!」
土籠
「それくらい
分かる。」
分かる。」
源 光
「…それで、見せて
くれるのか?!」
くれるのか?!」
土籠
「んー……、
でもなぁ……。」
でもなぁ……。」
八尋 優美
「土籠!
良いこと考えた!」
良いこと考えた!」
土籠
「だから『先生』
つけろって。( ・᷄-・᷅ )」
つけろって。( ・᷄-・᷅ )」
八尋 優美
「本を見ても
未来は変えられない
んでしょ?!」
未来は変えられない
んでしょ?!」
土籠
「…まぁ。」
八尋 優美
「でもさ、変えられた
ら面白くない?!」
ら面白くない?!」
土籠
「は??」
八尋 優美
「……ってことで
見せて!」
見せて!」
土籠
「は??
よ、要するに…?」
よ、要するに…?」
八尋 優美
「だーかーらー!
『未来を変えてみせる
から未来を見せろ』
ってこと!」
『未来を変えてみせる
から未来を見せろ』
ってこと!」
土籠
「考え方脳筋
すぎないか??」
すぎないか??」
八尋 優美
「別にいーだろ!」
土籠
「…じゃあ、
変えられなかったら
どうする。」
変えられなかったら
どうする。」
八尋 優美
「変えられなかったら
ウチらの秘密を全校
に放送でバラして
いいよ!!(書庫で
ウチの本無かった
けどね…すまんよ、
光くんッ☆)」
ウチらの秘密を全校
に放送でバラして
いいよ!!(書庫で
ウチの本無かった
けどね…すまんよ、
光くんッ☆)」
土籠
「はっ、その賭け
乗った。」
乗った。」
源 光
「え、俺も参加??」
八尋 優美
「あったりまえ!」
源 光
「ガチかよ…」
土籠
「どうせ無理だろ。」
八尋 優美
「それは
どーかなー♪」
どーかなー♪」
土籠
「やれやれ…、
はい。」
はい。」
未来の本を見せる
源 光
「……なっ?!」
源 光
「そ、そんなっ?!」
八尋 優美
「フッ、安心したまえ
光さん…」
光さん…」
八尋 優美
「今からこの未来を
ウチらが変えるの
さっ☆︎^_^」
ウチらが変えるの
さっ☆︎^_^」
八尋 優美
「よーし、こうしちゃ
いられん!はよ行く
ぞ!!!💢💢💢」
いられん!はよ行く
ぞ!!!💢💢💢」
源 光
「えっ?あ、あぁ…」
八尋 優美
「スタスタスタスタ!!!!!」
源 光
「(…優美さんだけで
なんとかなりそう…。
この人喜怒哀楽
すげーんだよな…。)
( ¯·ω·¯ ;)」
なんとかなりそう…。
この人喜怒哀楽
すげーんだよな…。)
( ¯·ω·¯ ;)」
ガチャ
土籠
「ったく大声
出すなよ……」
出すなよ……」
土籠
[ページをめくる]
土籠
「………ッは?」
土籠
「未来が…変わってる…
ッだと……?」
ッだと……?」
土籠
「先の出来事を
知らなければ
未来を変えることは
できないはず……。」
知らなければ
未来を変えることは
できないはず……。」
土籠
「一体どういう
ことなんだ……?」
ことなんだ……?」
〜最初に書いてあった内容〜 [寧々、花子くんに初めてのチュー!]
〜今の内容〜 [放課後、みんなで屋上でワイワイお話会!]
源 光
「…なぁ、屋上?
だって先輩は園芸に
行ったんじゃない
のか?」
だって先輩は園芸に
行ったんじゃない
のか?」
八尋 優美
「先に7番の場所に
行けばいい話
でしょ?」
行けばいい話
でしょ?」
源 光
「でも花子だって
園芸に…」
園芸に…」
八尋 優美
「【今は】屋上に
いるから!」
いるから!」
源 光
「あ、あぁ…。」
源 光
「なぁ…、」
八尋 優美
「ん?」
源 光
「そんなこと本に
書いてあったか?」
書いてあったか?」
八尋 優美
「………ッ。」
八尋 優美
「___書いてあった
よ!もー、ちゃんと
見てなかったの??」
よ!もー、ちゃんと
見てなかったの??」
源 光
「え、あぁ…、
そ、そうだよな。」
そ、そうだよな。」
八尋 優美
「7ばぁ〜ん!!」
花子くん
「……あ、
はぁ〜イ、
君。」
はぁ〜イ、
君。」
花子くん
「お、少年も
いるんだネ。」
いるんだネ。」
源 光
「あ、あぁ。」
花子くん
「ヤシロは?」
八尋 優美
「多分そろそろ
来るよ!」
来るよ!」
花子くん
「ソーナンダ」
花子くん
「どーしたノ?」
八尋 優美
「なんとなく来た!」
花子くん
「『なんとなく』?」
八尋 優美
「来るのに理由なんて
いらねーだろ!」
いらねーだろ!」
源 光
「そーだ!そーだ!」
花子くん
「タシカニ」
八尋 寧々
「あ〜!やっと
花子くん見つけた!」
花子くん見つけた!」
八尋 寧々
「…あれ、みんなも
いるんだ!」
いるんだ!」
八尋 優美
「あはは〜☆」
八尋 寧々
「最近はトイレ掃除で
忙しかったしお話会
でもする?」
忙しかったしお話会
でもする?」
八尋 優美
「賛成〜!!」
源 光
「俺も賛成ッス!
花子は?」
花子は?」
花子くん
「…俺も賛成カナ。」
【続く】






