5月下旬、気温が上がり始める頃
俺、黄瀬みことはバスケ部の試合をしていた
みこと
敵チームに囲まれそうになっている
チームメイトに声をかけた
それに気づいた彼は俺にパスを出す
みこと!!
みこと
俺は綺麗に受け取った
ここからが終盤
一気に攻めたいところやけど
すぐに敵チームは俺を囲んだ
そうしていると、敵チームが言った
こいつはフィジカルも ドリブルも大したことない!
強気に出ろ!!
なんてこと言ってくれるんよ
酷いな、
...まぁ、あってるんやけどね
みこと
スコアは同点
ここで決めなきゃ勝ちはないだろう
多分残りは2分くらい
どうしよう...
すち
みこっちゃんって言うのは
俺のあだ名だ
周りはとてもうるさいのに、
彼の声だけは不思議と
はっきり耳に入った
...頑張るか
暇なつ
彼は俺の親友の暇 奈津
そして、チームのキャプテンだ
こいつにボールを 出されるとマズイ!
早く前に詰めるぞ!!
さっき俺の事を馬鹿にしてた
選手が再度指示を出すと、
囲んでた選手たちが一気に
ボールを奪いに来る
俺が見くびられて、
なっちゃんが警戒される
何度も見た光景で
いつもの光景だ
みこと
名前を呼んだ後
囲まれていた俺は
少しの隙間を見つけ、
そこにボールを投げた
相手は一瞬戸惑った表情を見せるが
ボールは綺麗に
なっちゃんのもとへ
暇なつ
みこと
エールを送ると
ボールを受け取ったなっちゃんが
もの凄い速さでドリブルをし、
目の前に立ちはだかる選手を
次々と抜かして行った
そしてなっちゃんは
見事にシュートを決めた
みこと
暇なつ
みこと
みこと
暇なつ
暇なつ
そして俺たちはグータッチをした
すち
すち
みこと
この上から目線の人は、
俺の幼馴染、翠川 すち
すち
すち
すち
美少年はご機嫌そうな表情で自慢げに答える
暇なつ
暇なつ
暇なつ
みこと
すち
すち
そんなやり取りをした後、
2人は笑い出す
...仲良いなぁ、
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コメント
8件
何の小説かわかった! 名前って言って良いやつですか?