○○
ん… もう朝?
ユンギオッパはもう会社に行ったみたい…
今日は日曜日。
○○
(ほんとに来るのかな…?)
○○
(いや、来ても来なくても待とう!)
このチャンスを逃したら次は いつか分からないもんね…!
そして、 あれから数時間がたち今は夜の6時。
オッパが帰って来るのは9時頃だから あと3時間の間に来ないと大変だ…
○○
(間に合うよね…?)
そして、6時半頃…
ピーンポン
○○
は、はい!
インターホンを見ると、 パーカーのフードを深く被った男の人が 立っていた。
○○
だ、誰ですか…?
ホソク
…○○、俺だよ
○○
ほっ…
ホソク
しっ
ホソク
名前呼ばないで
○○
う、うん
そう言って玄関の方へ走る私…
ガチャッ
ホソク
○○!
私に力強く抱きつくホソク
○○
会いたかったよぉ…
ホソク
早くここから出なきゃ
○○
で、でも…
ホソク
どうしたの?
○○
実は…靴隠されてて出れないの
ホソク
はぁ…そんな事か…
安心したような顔のホソク
○○
キャッ!
急に身体が宙に浮いてびっくりする
○○
お、重いから…
ホソク
ふっ 照れてるの?
○○
ち、違うから!
ほんとに重いから!
ほんとに重いから!
ホソク
○○のどこが重いんだよ!
ホソク
ちゃんと食べてる!?
○○
う、うん…
ホソク
それでこんな軽いの…
ま、いいや車まで抱っこしてあげる
ま、いいや車まで抱っこしてあげる
○○
お、お願いします…
そう言って車まで連れて行ってもらった
そっと助席に下ろしてくれた
○○
あ、ありがとね!
ホソク
まだ、お礼は早いよ!
ホソク
ここから出なきゃ…
○○
うん!
ホソクといると笑顔が自然と出てくる だけど…
頭にずっとこびりついて消えない
ユンギオッパの顔、匂い、声…
全てが頭にこびりついて消えない…
ホソク
どうしたの、○○?
○○
へっ!? あー、考え事してた笑
ホソク
ふーん…
○○
そういえば、いつから○○って
呼ぶようになったの?
呼ぶようになったの?
ホソク
いや、さっきはヌナの家の前だったから
ヌナって呼ぶと俺だってバレそうだから
ヌナって呼ぶと俺だってバレそうだから
○○
あ…確かに
ホソク
でも、もう平気だから!
今まで辛かったよね…
助けにずっと行けなくてごめんね
今まで辛かったよね…
助けにずっと行けなくてごめんね
○○
ホソク…
episode15 end