快晴空、君は 笑う。

urya、死ネタ注意

始．

確か、

ガタン、ゴトンガタン

ガタン……ガタン

次は───駅────

────駅──

ピンポーン

出ないな、

開いてる

さすが田舎。

.

俺は今日、祖母の家に来た。

中学初めての夏休み。

やってる事は毎年同じ。

そう言うと、 祖母は台所の方へ向かった。

俺はゆっくりと 荷物整理を始める。

.

去年と同じって、

一昨年も、その前も そうだったじゃんか

俺の母と父は共働き

毎年、この時期になると 仕事が忙しくなるらしい。

ほら、

まーた

毎年、楽しくない夏休み。

憂鬱だよ。

って

.

.

気付くと荷物整理は終わっていて

時刻は11時前。

特にする事が無かった。

理由なんてなかった。

勿論、

初めて来た場所だから、 行きたい場所なんて無い。

ただ、口が勝手に動いた。

,

俺は、 興味本意で触れようとした。

その時、

あぁ、そうだった。

思えば、あの時から

君に、 出会ってしまったあの時から、

もう、

どうしようも なかったのかもしれない。

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