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保科宗四郎

単刀直入に聞こうと思う。

保科宗四郎

なんで死のうと思ったんや。

水原○○

保科さんは、私の事を覚えていますか?

保科宗四郎

あぁ。

保科宗四郎

この間の怪獣の出現の際に両親が亡くなってしまった水原○○ちゃん、やんな。

水原○○

はい、そうです。

水原○○

ご存知かも知れませんが、私は祖父母、両親、親戚…と
片っ端から怪獣に殺されています。

水原○○

それも全部、私がいる時に。

水原○○

ただ、毎回奇跡的に、私だけは助かってしまっているんです。

水原○○

学校も襲われました。
塾も襲われました。
確実に…

水原○○

私を狙っているんです。

水原○○

私のせいでみんなみんな死んだ。
だから、もう私が死んでしまおうと思って。

水原○○

そうしたら、私は死んだみんなに会えるし、また人を巻き込むことがない
win-winじゃないですか?

保科宗四郎

そうか。
辛かったんやな。

また、しばらく沈黙が続く

そして保科さんが口を開く。

保科宗四郎

なら、なんで、今回の防衛隊の試験に応募したんや。

水原○○

えっと…
死ぬんだったら、人類のためになろうかな、と。

水原○○

どうせ、死ねるならどこでも良いなと思ったんです。

水原○○

ただ、あの場でみんなの行動をみて、簡単に死ねなさそうだな、と思い、あの場から立ち去りました。

保科宗四郎

死ななあかんのか?

水原○○

えっっ

保科宗四郎

だから、死なないといけないんか?

保科宗四郎

いろんな人を巻き込んだ、って○○は悪くないやんか。

保科宗四郎

生きる価値がない?そんなもん僕がいくらでも作ったるわ。

水原○○

保科宗四郎

ほんとはなりたいんやないんか?
防衛隊員に。

保科宗四郎

どうせ、帰る家もないんやったら、防衛隊員になればええ。

水原○○

でも、私、運動音痴で…体力なくて…
とても防衛隊になんて…

保科宗四郎

そんなん訓練つんで、強くなればええ。

保科宗四郎

怪獣を寄せられるんやったら、好都合や。

保科宗四郎

みんな防衛隊が倒せばええ。
なんなら、○○が自分で倒せばええ。
ちゃうか?

保科宗四郎

防衛隊に入ってくれへんか?

私の何か心の奥底で溜まっていたものが全て溢れ出した。

泣いた。

泣き叫んだ。

部屋中に響きわたる私の泣いた声。

保科さんはそっと、私の背中をさすってくれた。

水原○○

(決めた!)

水原○○

(私はこの人についていこう。)

水原○○

(こんな私を)

水原○○

(こんな私に)

水原○○

(生きてて良いって言ってくれたあなたに。)

水原○○

防衛隊に入りたいです

君がいたから(怪獣8号)

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