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狩人
剣士
野生のゆ
狩人
洞窟の中には、息の音ばかりが漂うのみである
剣士
狩人
ただ、ゆっくりと、身を潜め、足音を抑えつけるよう歩く。
木々のせせらぎの真似かと思えるほど、細い声をかけ合う。
洞窟の内部は高さが2m半程か、道の幅は大股で3〜4歩程度。
気温は意外に低く、【野生のゆっくり】達が好む環境とのことだ。
狩人
静寂に、亀裂が入った
剣士
狩人
剣士
再び静寂とよりを戻そうとするが、そうはいかなかった─
野生のゆ
剣士
野生のゆ
野生のゆ
狩人
野生のゆ
もう、洞窟の眠っていた者達は全て目覚めたようであった
背後に居た野生の者の身体全体からいくつかの「茎の様な物」が見えた
剣士
狩人
剣士
緑の髪の男は背に掛けた矢筒から矢を一本、
ガンマンが早撃ちをするように、狩り師は弓を引き、ただの2秒程度、凄まじい集中力で狙いを定めた─
野生のゆ
─狙ったは脚であった
二人に向かう数十歩離れた野生の者を射抜いた。
剣士
剣の男の背に掛けられた鞘が勢いよく開かれた。(背負うタイプの剣は自力では鞘から抜けない為、鞘が開くようになっている)
勢いを保ち剣先、目指すは─
ザンッッ!!!
野生のゆ
剣士
野生の者から発せられた「茎の様な物」が男に巻き付いた
腕に、脚に、手に、胴体へ巻き付きかけ、
剣士
振り払えば棘食い込み、浅く広く男の身体を刺す!
剣士
狩人
剣士
狩人
剣士
狩り師の腕には既に「茎」が巻き付いていた
血は流れ、力を入れれば血管は立ち血は流るる。
狩人
彼の集中力が力を抜くことを拒むか、
剣士
白く艶めく弦はしなり矢を押し出した─
野生のゆ
剣士
狩人
男は茎のいくつかを斬り捨て、いくつかを身にうけた─
しかしここで勢いを無くす男では無かったか─
野生のゆ
剣士
男の目の中に─三体程の野生の者があった
剣士
剣士
男は跳び上がった
掲げられ天井を掠めた剣先が炎を噴き出した
剣士
─叩きつけられる
野生のゆ
狩人
男はまた跳び、剣を下から上へ、半月を描くように、
剣士
野生のゆ
剣は叩きつけられる度火花を散らし、
野生のゆ
その音を洞窟に響かせた─
剣士
人為的に作られたような、広い空間に出た。
壁や床中に小さな穴があった。
足元を見た。弾痕であった。
男は、以前海へ家族と来たとき、砂浜にこのような穴があったのを思い出した。
父が言うに、あれは海の生き物達の家なのだと。景色が頭を掠めた。
狩人
狩人
剣士
剣を握る手に、力を入れ直した。
???
矢を手に取る音が響いた。
謎の書き置き
謎の書き置き
謎の書き置き
謎の書き置き
ティロ
謎の書き置き
書き置きはここで途切れている…