あれは下校中のことだった
仲のいい友達といつも通り
同じ道を歩いていた
だけど、、
俺は誰かに背中を押された
信号に引っかかって止まっていた時のことだ
俺はそのまま
車に引かれて死んだ
はずだった…
らっだぁ
らっだぁ
気づけば森の中にいた
辺りには家も無いし
人の気配もしない
それに…っ
俺は車に引かれた筈だ
あの周りには森なんかないし、
車に引かれて森までぶっ飛んでいたら
怪我のひとつやふたつしているはず
なのに、
骨折どころか、かすり傷ひとつない
だけど一つだけ…
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
あの日は4時間授業、
弁当を食い終わったらすぐ下校で
腹なんて減っていない筈
考えられるとしたら、
あの事件から結構な時間が経っていると言うことだ
そんな事はどうでもいいッ
腹減ったぁ!
死ぬぅッ!
らっだぁ
返事はない
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
ドガァンッ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
いきなり後ろの方から大きな爆発音が聞こえた
よく耳をすませてみると
何かがぶつかり合う音や
悲鳴のような声も聞こえる
モブ
振り返ってみると
剣を持った男がこっちに走ってきていた
らっだぁ
モブ
男は俺目掛けて剣を振り下ろす
死ぬ___ッ。
命の危機を感じ、とっさに目を瞑る
だが、
いつまで経っても痛みがない
ゆっくり目を開ける
すると、目の前には
先程の男ではなく、
カッターシャツを着た
青年のような男が居た
彼はこちらに喋りかけてくる
うわっ、陽キャかな?
らっだぁ
………ッ
転生…?
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
こうして
俺の転生ライフが始まった
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