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僕はある人に恋をしている
りうら
いふ
いふ
この笑ってる、青髪が綺麗な人が 僕の心を奪った人だ。
りうら
いふ
りうら
ああ、可愛いなあって、 思い始めたのはいつ頃だったかな
りうら
可愛子ぶってみれば彼は、
いふ
笑って貸してくれるんだ。 そんな優しいところも大好きだ。
りうら
いふ
りうら
いふ
こんな会話が毎回できるなら、 サボるのも悪くないかなって。
りうら
本命はこの会話とノート… なんだけどね
いふ
りうら
悠佑
りうら
…来てしまった。最大の恋敵が。
いふ
悠佑
ビニール袋から焼きそばパンを 取り出し見せびらかしている
いふ
悠佑
りうら
しまった、今日は偶然母がいて、 食べてきていたのだ
りうら
悠佑
りうら
察せられた。 これじゃ、ダメだ。ダメなんだ。
いふ
りうら
へらり、と作った笑いを浮かべる。
りうら
悠佑
いふ
りうら
つい語尾がキツくなってしまった。 …大丈夫、この程度で嫌う彼じゃない
りうら
自分の席は彼から対角線上で、 1番遠い場所にある。
りうら
辛くて、苦しくて、たまらない。 アイツはすぐ近くの席なのに、なんで そんな思考が止まらない。
りうら
気が乗らないままノートを開いた。 わかりやすくまとめられたノートを 見て彼の真面目さに感動する。
りうら
りうら
その一文字一文字に愛おしさすら 感じるのは、きっと僕が 恋しているせいなのだろう。
ある程度写し終えたところで、 ある人たちの声が聞こえてきた
悠佑
いふ
りうら
楽しく笑い合う二人の声。 やめて、やめて、… アイツなんかに笑いかけないでよ
りうら
負の思考ばかりが回っていく。 ただ友達と笑い合ってるだけ、なのに そうとは思えないんだ
りうら
思わず下唇を噛んだ。 どうにか堪えようとするが、… 無理、だった。
りうら
彼を…いふをよく見ているから、 わかってしまうのだ。
りうら
僕の時とは明らかに違う笑顔。 頬は若干赤く染まって、ずいぶんと 楽しそうにしている。
りうら
その隣の席は僕の席なのに。
悠佑
なんで、お前が そこにいるんだ
いふ
なんで、彼は 受け入れてるんだ
りうら
それに、もしそうだとしても、 奪えばいいんだ。
りうら
危険思想に飲まれていく 恋して一年目の僕だ。
りうら
今日は偶然にも、先生が急に 委員会を開きやがったため、 帰るのが遅れてしまった
りうら
いふには先に帰ってもらった。 流石にこんな時間まで待ってもらう わけにはいかない。
りうら
そんなため息を吐いたとき、 声が聞こえた。
りうら
僕は気になって声がした方向へと 静かに走って行った。
聞こえた先に見つけたのは、 ちょっとした路地裏だった。
りうら
誰に聞くでもないが、小声で 近づいていく。 好奇心とは恐ろしいものだ。
??
??
りうら
あ、聞いたことある。 間違えることなんてない声だ。
いふ
悠佑
悠佑
いふ
りうら
学校では、僕にはそんな風には 話したことないくせに。なんで、
いふ
悠佑
あ、ああ、やめて、やめてくれ
りうら
チュ
だって、それは、それは
悠佑
いふ
悠佑
敗北の合図
悠佑
りうら
小声だがはっきりとこちらを向いて、 冷徹な目で言い放った。
りうら
息が苦しくなって思わずその場から 逃げ出した。
いふ
悠佑
悠佑
悪いネズミがいただけやで