宙
仕事、探さなきゃ
宙
、、、?
宙
椿さんから電話だ
宙
はい、もしもし
椿
もしも~し宙
椿
元気かーい?
宙
あ、はいまぁ
椿
それは良かった~
宙
、、、あの、椿さん俺家を出ました
椿
、、、そっか
椿
家の外でたくさん刺激を得るといいよ
宙
はい
椿
うん!
椿
それだけだから、じゃあ
宙
あっ待ってください!
椿
、、、?
宙
あのー
宙
家から出るときに持てるだけのお金持ってきたんですけど、部屋を借りるのと、家具一式揃えるのだけで使ってしまって、
宙
そのー、つまり、、、
宙
、、、仕事、紹介してくれませんか?
椿
、、、
宙
あの、椿さん?
椿
ぷっっあっはははははは
宙
???
椿
あはは賢いように見えて、君にも抜けてるところがあるんだね〜
宙
えーっとすみません?
椿
あー面白い面白い
椿
いいよ仕事だね?
椿
なら、最高級の職場を紹介しよう
宙
ありがとうございます
椿
じゃあ、早速、今から会えるかい?
宙
はい
椿
場所は、、、
椿
やぁ
宙
こんにちは
椿
おっとだいぶ質素な服だね
宙
はい、着物しかないもので
宙
唯一奈良がくれたシャツしかなくて
椿
まぁ似合ってはいるよ
椿
どうぞ座って〜
宙
はい
宙
それで、紹介してくれる職場というのは?
椿
俺の勤めている職場だよ
椿
給料も高いし、オフィスの雰囲気もいいんだよ
宙
へぇ~
宙
でも、なんとなく不安です
椿
世間知らずな君に一人で就職するような力もないだろうし、
椿
かといって、世間的にはお坊ちゃまな君にバイトで食べられる食べ物で耐えられるのかな?
宙
ううんなるほど
宙
どんなことをする仕事なんですか?
椿
おおいいね乗り気になってきた
椿
えっとね主に呪いを祓うことだね
宙
え?
宙
呪いって祓えるのですね
椿
まぁね
椿
御三家の君には呪いという方が聞き馴染みがあるだろうけど、
椿
僕らの間では“怪”と呼ばれている
椿
術師連を知っているね?
宙
はい
椿
その下の、支店みたいなものだよ
宙
なるほど、でも俺に妖術師なんてできるのでしょうか
椿
できるさぁ君はなんてたって
椿
何百年も解かれていない呪いが秘められているのだからね
椿
それがきっと役に立つ
宙
“印絆の呪”が、、、
氷織
はい、お疲れ様です
炎華
なんか知らない言葉結構出てきたけど
氷織
それは次回解説するつもりなので、お許しを
氷織
では、
氷織
ばいばい