莉夢(りむ)
陽翔ー!
おはおはのおは!!
おはおはのおは!!
陽翔(はると)
おはよ。
皐月(さつき)
莉夢ー!おはよー
莉夢(りむ)
おは!
皐月(さつき)
ねぇねぇ…聞いてよ!
莉夢(りむ)
なになに??
皐月(さつき)
私達付き合うことに
なりました〜🌟
なりました〜🌟
莉夢(りむ)
え?
陽翔(はると)
皐月〜w
こんなところで言うなよw
こんなところで言うなよw
莉夢(りむ)
あ…よかったね
心の中
莉夢(りむ)
なんで…
皐月には陽翔のことが
好きなこと言ってたよね
皐月には陽翔のことが
好きなこと言ってたよね
莉夢(りむ)
なんで?
皐月…笑顔で…
皐月…笑顔で…
私はおめでとうしか言えなかった_
だって涙を堪えるのが 精一杯なんだもの
もう1言でも喋ったら 涙が出ちゃいそう
莉夢(りむ)
っ…
私は走って学校に向かった
親友の恋愛を喜べないなんて_
親友失格だよね_
〜学校〜
陽翔(はると)
さっきは走って
どうしたんだよ?
どうしたんだよ?
莉夢(りむ)
あー
お手洗い我慢できなくてーw
お手洗い我慢できなくてーw
笑って誤魔化そう_
陽翔(はると)
ははww
言ってくれれば一緒に
走ったのになww
言ってくれれば一緒に
走ったのになww
莉夢(りむ)
いいよ。別に。
普通に歩いた方が
皐月と2人でいけるでしょ?
普通に歩いた方が
皐月と2人でいけるでしょ?
陽翔(はると)
あーw
おかげでキスしたw
おかげでキスしたw
莉夢(りむ)
そっ…か
我慢しなきゃ
…
辛いなぁ
〜帰り道〜
莉夢(りむ)
あ…雨だ…
莉夢(りむ)
やば傘持ってきてない
莉夢(りむ)
どうしよ…
この時陽翔がいたらなぁ_
いつもは委員会 待ってくれてたのに
もう彼女ができたから…か_
莉夢(りむ)
っ………ヒック
涙が_
莉夢(りむ)
雨が私の涙みたいに
流れてる_
流れてる_
莉夢(りむ)
はぁ…
莉夢(りむ)
(もう走って帰ろ!!)
タッタッタッタッ
莉夢(りむ)
あっ…!
バシャーン
莉夢(りむ)
いったた…
私の足から血が流れてくる_ 一瞬でわかんなかったけど 転んだんだ_
莉夢(りむ)
うぅ…うわあん
その時最小限に抑えてた涙が 一気に流れた_
莉夢(りむ)
うわああん
その時皐月が通った
皐月はゴミを見るような目で 私を見てきていた__